相談が急増しています_困窮世帯への食支援

いつもご支援をありがとうございます。

 

報道でも挙げられているように、最近はフードバンクへの関心も薄れ始めており、食材や資金の支援が減る中で、相談自体は急増しているという感じで連日悩みながら活動を続けています。その中で、継続してご支援をいただけるのはとてもありがたいと思っています。

 

本当に感謝をしています。

 

不定期ではありますが、近況報告も兼ねて最近の活動について書いていきたいと思います。

 

「食材が欲しいです」という相談が連日続いています。

 

理由は、色々あります。

 

・仕事がない
・離婚をした

・子どもが病気で働けない

・病気を患っている

 

等。

 

先日、NPO法人キッズドアが行った「困窮する子育て家庭」の調査報告を受け、NHK宮崎さんにて緊急取材。

 

 

コロナなどが落ち着き社会全体が少しずつ経済の回復傾向を謳う中で、困窮の相談が減ることはなく寧ろ増え始めているのを体感しています。

 

相談を聞いていて感じるのは「格差が以前にも増して広がっている」ということ。

 

物価が高騰していて、これまでと同じような給与では対応できなくなってきています。

 

食支援のアウトリーチ（訪問での食材提供）については、ここ数年は縮小していて、パントリー形式（取りに来てもらう）に切り替えていました。

 

理由は、個別訪問ができるスタッフの確保が難しいからです。

 

相談内容も複雑だったりするので、ボランティアでの対応は難しく、現在は有償スタッフにお願いをしていますが、資金的な課題もあり十分な対応ができないという問題があります。

 

しかし、増えている相談の中には「車がない」「家から出れない」という内容のものも多く、今年から再度訪問を増やしています。

 

やっとの思いで出してくれた信号を、拾いながら関わっていくというのはとても大事な事だと思います。

 

夏休みは子どもたちの食事が課題になります。

 

今年は色々な食材をもらえる仕組みを作りながら、もっと多くの家庭に食材が届くようにしています。

 

少しでもご飯が食べられない子どもたちを減らしたいと思っています。