東優子さんからの応援メッセージ＜08/90＞

本プロジェクトのクラウドファンディングにお寄せていただいている応援メッセージを、毎日、お一人ずつご紹介しています。８人目は、大阪府立大学教授の東優子さんです。ありがとうございます！

私にとってアーカイブの一番の魅力は、「出会えるはずもなかった人々に出会える」ことです。記憶化された物語を通じて、人々が何を経験し、感じ、考え、どう行動してきたのかを知り、勇気をもらうこともしばしばあります。また、過去の文献・資料を調べるという作業は、「研究」に限らず、「運動」にも大きなメリットをもたらすものです。

自身が発見した「問題」が身近なものであればあるほど、あるいは問題の解消が必要とされていればいるほど、すでに誰かが取り組んでいる可能性は高いものです。過去の経験と最新の知見を踏まえ、複数の方法を組み合わせれば、より効果的なアプローチが可能になります。感動と実益をもたらすアーカイブをみんなで守っていきましょう。

（大阪府立大学教授　東優子）