砂川秀樹さんからの応援メッセージ＜09/90＞

毎日、お一人ずつ応援メッセージをご紹介しています。9人目は、文化人類学者であり、「カミングアウト」「新宿二丁目の文化人類学」「カミングアウト・レターズ（共編著）」と重要な著作を発表してきた砂川秀樹さんです。ありがとうございます！

LGBTQに関するアーカイブの必要性はずいぶん前から、あちこちで聞かれてきたけれど、様々な制約からなかなか具体的な動きは生まれなかった。アーカイブは、LGBTQをテーマに研究するものだけでなく、いやそれ以上に、コミュニティにとって大きな意味を持つ。

記憶の共有は、過去と現在、現在と未来をつなぎ、時間やそれぞれの人の生活世界の距離と境界を越えて、多様な人たちの出会いの場となる可能性があるからだ。その設立に多くの人が参加するなら、それはより一層意味深いものとなると思う。心から応援します。

（文化人類学者　砂川秀樹）