マロンに起きた悲しい事故が二度と起こらないように、私達に今出来ることは何かを考える

 

マロンはもう、ここにはいません。

まだ３歳だったマロンが犠牲になった、トリミングサロンでの転落死亡事故。

今から一年前にその悲劇はおきました。

トリミング台で、リードも保定もせず爪を切る行為。

後退りしたマロンは台から落ちて頭を打ちました。

ほとんど即死だったそうです。

それも定かでありません。

密室で起きたこと。

私達は店側の言う事を信じるしかありませんから。。

 

私達がマロンを保護したときは、ほんの少しだけ心雑音がある小さくて元気な男の子でした。まだ、生後半年くらい。

優しい里親さんに迎えられ、平和な日々を送っていた矢先の事故でした。

 

 

事故後のトリミングサロンには全く誠意がなく、私達は一層傷つきました。

どうしてマロンだったんだろう。

 

私達は、マロンの事故を風化させない。忘れてほしくない。そして二度と同じことが起きてはならない。

マロンが生きた証に、何か動かなくては！そう思う日々のなかで、啓発型のトリミングサロンを作ることを強く思うようになりました。

ハサミを使う危険な行為にもかかわらず、リードもせず、保定もしないまま爪を切ることがいかに危険な行為か。

どんなに大人しい子でも、いつ飛び降りるかわからない。

そのくらいのことが予測出来ないならプロとは言えません。

 

同じように、トリミング中に事故に会い命を落としたワンちゃんのご両親は今、トリマーという仕事が国家資格になるよう署名運動をされています。

 

私達は、マロンの事件を背負いながら、質の高いトリミングサロンを作ろうとしています。

他のサロンで断られるような老犬、保護犬、障がい犬や問題行動の犬を受け入れられる、そんな啓発型のトリミングサロンを、マロンの命の証に作りたいと思っています。

どうか、皆さんの大切なご家族である動物たちが、安心で安全な場所を手に入れるために、お力をお貸しください。

一人でも多くの方にマロンの事を知ってもらえたら幸いです。