小さな命

この活動をしていると

よく目にすることば。

【小さな命】

もちろん、そんな小さな命を守りたい気持ちはあります。

あるから必死でやっています。

ですが、

入れ物が小さいだけで、

重みは同じ。

だと思っています。

 

つきみともみじの治療を始めることを決意したとき、

偶然にも次男が幼稚園でおぼえたうたを

よく口ずさんでいました。

♫みんなみんな

生きているんだ

友達なーんーだー♫

そうよねそうよね。

と勝手に背中をおされた気持ちになりました。

 

ねこだから諦める。

ねこにその治療費は払えない。

 

という、感覚は私にはありませんでした。

ただのねこバカだと言われたらそれまでですが、

それでもやっぱり私は

助かるか助からないか保証なんてなくても、

助かる希望がある方に賭けたかったんです。

 

その結果、、つきみももみじも寛解することなく息を引き取りましたが、

 

あのままもう手遅れだろう。

と決めつけて治療をせず、看取らなくてよかったと思っています。

子どもたちも子どもたちなりに、

納得してさよならできたんじゃないかと思います。

 

譲渡のボランティアをしていると

「返したい」

と言われることもしばしば。

「都合よく返せる場所ではないんですよ。」

とお伝えしています。

かわいいから！と安易な気持ちで迎え入れることは、

優しさ、愛ではありません。

 

私はこれからも、

喋れないねこたちの代わりに

それぞれの性格を把握して、それぞれの家庭環境に配慮し、少しでもお互いストレスのない譲渡ができるご家庭に迎えてもらえるよう

努力していきます。