マチてくギャラリーの役目

このマチ、東和町土沢ではこの5月の連休、3日4日にも「アート＆クラフト土澤マーケット」というイベントが開かれます。

またそれに合わせて、「覆面アーティスト掘りだし市」という匿名の作品を展示して、購入希望者がそれに投票するという試みも行われます。

他にも､秋には「アート@つちざわ〈土澤〉」というアートプロジェクトも今年で7回目を迎えます。

こうした美術関連のイベントを次々と打ち出して開催をしてきました。

だけど、イベントはその期間が限られていて、終わればまた普段の町の様子に戻ります。

あたりまえだけどイベントは普段とは違うことをするから､イベントなんですよね。

でも、普段から何気なくそこにある美術ができないだろうかと､考えてできたのがこの「マチてくギャラリー」。

普段の日にもマチを歩けばそこに美術がある。

イベントのような､目新しさや眼を引く斬新さはありませんが、それこそが普段着の美術です。

普段着の美術はジワジワと心に染みいる印象と気づきの美術になります。

毎日見る美術。それはリビングのカレンダー名画のような見慣れた風景に埋没するのかも知れませんが、それでも何かしらきっと発見のきっかけになる筈です。

それが普段着の美術です。