“みらいの文化祭”をつくる、私の想い①　長野県出身 ぐみ

 

 

S高等学校2年生、長野県在住のぐみです。
 

まず初めに、すでに寄付・協賛・クラウドファンディングなどを通じて応援してくださっている皆さま、本当にありがとうございます。皆さまのあたたかい支援が、私たちの活動の大きな励みとなっています。

 

私は、持病の影響で毎日通学するのが難しく、留年になったため、昨年4月に全日制高校からS高等学校に転入しました。

 

 

転入後しばらくは体調の回復を優先し、友人をつくらず、イベントにも参加せず、
ただレポートをこなす日々。磁石祭にも興味を持てませんでした。

将来のことを考える余裕もなく、漠然と時間が過ぎていく中で、
「何かきっかけを作りたい」と思った時、生徒会選挙の立候補募集を見つけました。

もともと運営側の立場が好きだったこともあり、立候補しましたが、結果は落選。
それでも、選挙期間中に意外にもやる気が湧き、「何かの実行委員として生徒会活動をしてみたい」と思うようになりました。

*選挙で選ばれる生徒会役員と、応募と選考がある生徒会の中の委員会活動があります。

そんな9月頃、年数回単位取得のためキャンパス集まる、スクーリングで生徒会役員の方と出会いました。「選挙に出ていた子だ！」と思い声をかけてみると、私のことを覚えていて、明るく話してくれて、とても嬉しかったのを覚えています。

 

実際に会ったその子がとてもキラキラして見えて、さらに生徒会活動に興味が沸いた私は、その後に募集された、N高グループの文化祭である磁石祭に向けて協賛活動をする“渉外実行委員”に応募しました。

 

 

 

 

全日制高校時代に吹奏楽部のコンサートで制作費用の補助のため、協賛活動をした経験があり、自信も少しはありました。

応募後しばらくして、｢実行委員に決定した｣というメールが届き、私は渉外実行委員1期生となりました。実行委員の活動を始めてからは、企業様への営業などを通して「どうすれば目標を達成できるのか」「自分にできること・強みは何か」を考えながら取り組んでいます。

 

企業の方々に時間をいただくからには、「この子たちすごいな」「これだけちゃんと考えてるなら応援したい」と思ってもらいたい。磁石祭の後も「来年も応援したい活動だったな」「他のイベントも気になる」と思ってもらいたい。

その思いを胸に、自分の考えを言語化することに苦労しながらも、日々努力しています。また、この委員会では、たくさんの素敵な人と出会うことができました。

大人とも臆せず話せる人、伝わるプレゼンができる人…。それぞれの強みを活かして活動する姿に刺激を受けています。

 

 

3万人以上の生徒がいる中で、なんとなく「自分の居場所がない」と感じていた私は、誰かと一緒に何かを成し遂げる機会もほとんどありませんでした。しかし、渉外実行委員の活動を通じて「自分の居場所もある」と感じました。

企業の方々などに協賛のお願いをし、それが成功でも失敗でも「この学校の一員として貢献できている」という感じがしました。

 

この学校では、全国の生徒がオンラインでつながることができます。しかし、対面で会う機会は限られています。

｢誰かと直接会いたい｣と願っている生徒の思いが経済的な理由で阻まれることの無いように。磁石祭が「会いたい」という思いを叶える場となり、そして、私と同じように居場所を見つけられずにいる誰かが、新しい一歩を踏み出せるきっかけとなるように。

 

そんな思いを込めて、私は渉外実行委員として活動しています。そして、磁石祭で実行委員のメンバーと会えることを心から楽しみにしています！

 

引き続き、応援・拡散のご協力をよろしくお願いいたします！