【残り２時間…‼】フランク・ロイド・ライトと「恩物」

最後まで、ご支援・ご声援を送ってくださる皆様、見守ってくださっている皆様、本当にありがとうございます！

残り時間が刻々と少なくなる中、次々とお寄せいただくご支援に、本当に胸を熱くしています。

 

さて、経過を見守ってくださっている皆様に、「恩物」にまつわるお話をひとつさせていただきます。

 

プロジェクトページでも紹介していますが、明治村で展示している「帝国ホテル中央玄関（通称：ライト館）」の設計者、フランク・ロイド・ライトは、幼少期にフレーベルの「恩物」で遊んことが、後の彼の作品に影響を与えたと述べています。

 

フレーベルの「恩物」は、

・三角形や四角形、立方体や直方体などのモノの形を、遊びを通じて直感的に理解することができる

・立方体一辺の長さを基準に、それぞれが関係性を持った寸法（基尺）によって正確に作られていることで、異なる形を無限に組み合わせて一つの形をつくることができる

という特徴があります。

この特徴を踏まえて、「ライト館」のロビーを支える「光の籠柱」をご覧ください。

 

全体としてはとても複雑な形状に見えますが、細かく見ると様々な形の四角形をいくつも組み合わせて模様をつくり、さらに同じパターンをいくつもつなげて柱になっていることが分かります。

 

「天才」と呼ばれたライトの感性のベースに、「恩物」での遊びが存在することが感じられませんか？

 

ライトも親しんだ「恩物」、それに由来するつみき遊びを通じて、豊かな感性を培った子どもたちが、大きくなってから「ライト館」をはじめとした名建築の数々をより深く味わう、「つみきひろばGabe」には、そんな未来がくるとよいなあ、という思いも込めています。

 

写真：帝国ホテル外観（2021.10.29撮影）