地域猫の命は誰が看取るの？シロちゃん～後編

シロちゃんが工事前の「みんなのシェルター」にやってきました。

 

新しい環境にもスッと馴染んだ・・・というよりは、

カラダの状態が悪いので、それどころではないのでしょう。

でも、とにかく安心している様子なので安堵しました。

 

▲シロちゃん、外での暮らしお疲れ様でした。がんばったね。

 

補液が毎日必要ということなので、ボランティアがシフトを組みます。

愛猫の補液経験のある人、猫ボランティアでの経験者と

複数のボランティアが時間をやりくりして、

シロちゃんのために集まります。

 

シロちゃん、とても痩せてしまったので補液・・それなりに難しいね・・

 

シロちゃんの体を触りながら、シロちゃんの旅立ちがそう遠くないところにあることを全員が感じています。

 

「シロちゃん大変だったね」と声をかけ、涙を流しながら補液をしているボランティアもいます。

 

◆シロちゃんが来てから３日目

ほとんど食事には口をつけなくなりました。

 

補液を続けることが良いのか、話し合いが続きます。

ほとんど眠って過ごしています。

 

◆シロちゃんが来て6日目

シロちゃんは永い眠りの準備に入っているようになりました。

補液も負担になると考え、やめました。

 

夜、シロちゃんに付き添いたいと、泊まっているものもいます。

 

保護主である豊島区のボランティアさんも会いに来てくれました。

抱っこされて、シロちゃんも嬉しそうでした。

▲あいにきてくれてうれしい。ありがとう。シロより

 

◆シロちゃんが来て7日目

シロちゃんが旅立ちました。

 

咳をひとつして・・魂が出ていったようでした

 

 

本当に短い間でした。

シェルターを完成を待たずして旅立ったシロちゃん。

助からない状態での入居ではなく、

もっと早くできることはなかったのだろうか。

 

行き場のない動物たちを支える「場」が、「みんなのシェルター」です。

 

まずは、1号シェルターの成功を皆様、応援どうかよろしくお願いします。シロちゃん、頑張るね。ぜひ情報シェアをしていただけると嬉しいです。

 

 

※お世話になった動物病院の先生からもお花が届きました。ありがとうございます。