保護猫施設は、年末年始も休みなし

明日は大晦日。

都心では出勤してくる人がほぼ皆無となり、帰省や旅行で東京を離れる人も少なくないため、街はひっそりとしています。

ですが、シェルターでの仕事の手を止めるわけにはいきません。

せっかく助けられ、シェルターで暮らしている保護猫たちのために、施設を衛生的に保ち、猫たちの健康管理とケアを行っています。１年３６５日、年末年始も休むことはできません。

現在スタッフは責任者（正職員）1名のほか、動物病院での勤務経験のある動物看護師1名、

認定動物看護士1名、動物の専門学校卒1名、動物ボランティア活動の経験者3名、清掃会社での勤務経験者1名、シェルターでの経験を重ねつつステップアップしているスタッフ3名の計10人がアルバイト・パートのスタッフとしてシフト制で働いています。

シェルターでの仕事のほか、保護猫の通院、トライアルあるいは譲渡決定の猫を「終生のお家」にお届けするのも大事なミッションです。

定期的な譲渡会の開催や、往診での健康診断も行っています。

とはいえ、みなさまからのご寄付が頼りの運営です。スタッフに支払えるのは東京都が定める最低賃金のため、ダブルワーク・トリプルワークで頑張っているスタッフも少なくありません。

スタッフたちがいつも目の前の作業に追われ、おたがい顔を合わせることも会話する時間もないため、晦日のランチタイムに納会（交流会）を開きました。

シェルターをお訪ねくださるみなさんからの差し入れのお菓子や乾きものを並べ、飲み物を買ってきて、少しだけ軽食を並べて。今後の予定、保護猫たちの健康管理とケア、社会化についての話題でさらにモチベーションが上がった年の瀬となったのでした。

※当日はスタッフの３分の２が参加となりました