
支援総額
目標金額 500,000円
- 支援者
- 0人
- 募集終了日
- 2024年7月26日
ガラケー化する日本社会
デファクトスタンダードという言葉があります。
デファクトスタンダードとは、「公的な標準化機関からの認証ではなく、市場における企業間の競争によって、業界の標準として認められるようになった規格のこと」を言います。
分かりやすいのが、パソコンのOSのマイクロソフトWindowsや、Word、Excelといったオフィスアプリです。
世界には複数のOSやオフィスアプリはあるのですが、事実上デファクトスタンダードになっているのは、マイクロソフトのWindowsだと言っても過言ではありません。
このほか、スマホのiOSやAndroidもデファクトスタンダードだと言えます。
このデファクトスタンダードを取ると、どういった利点があるのでしょうか。
デファクトスタンダードを確立した商品を提供する企業は、市場の動向に左右されることなく利益を上げられます。なぜならばデファクトスタンダードとなった商品には安定した顧客が付き、さらにその商品に基づいた商品が開発されていくことから、市場の変化に左右されず利益を上げることが可能です。
このデファクトスタンダード、今の日本製品でどれぐらいあるでしょうか。
かつて、日本のデファクトスタンダードとして飾っていたのが、ソニー・ウォークマンでした。
現在ではニンテンドーのゲーム機、ソニー・PlayStationなどが挙げられます。
このほか、メッセージングアプリのLINEやQRコードなども日本発のデファクトスタンダードと言えます。
日本発のデファクトスタンダードが多いか少ないかは別として、パソコンを含めた電子機器のハードの製造は得意ですが、ITのミドルウェア、ソフトウェアの部分に関しては、諸外国に後れを取っております。
Windowsにしろ、iOSにしろAndroidにしろすべてミドルウェアでアメリカ発です。
一時期ガラケーという言葉がよく使われておりました。正式名フィーチャーフォンというのですが、陸の孤島ガラパゴスで生物が進化しなかったことから、日本の携帯端末(フィーチャーフォン)をガラケーと呼んでいました。
実は今の日本、産業自体がガラパゴスです。
LINE、QRコードはともかくとして、ウォークマン、ニンテンドーゲーム機、プレステは数十年前からあるものです。確かにゲーム機のハードが変わるとソフトも変わりますが、もしこれが仮にパソコンを買い替えたら、データが全部消える仕組みになっていたとしたら、そんな使えないハードはありません。
また、スマホでゲームができるようになっており、今後置き換えが進むものと考えられます。
産業自体がガラパゴス化している理由は、組織文化の逆機能です。
以前のブログでも触れましたが、組織文化の逆機能とは、組織文化は従業員の模範となっており継承されていくのが一般的です。 しかし、組織によっては価値観や考え方が出来上がってしまい新しいアイデアを生み出さないことがあります。 このことを組織文化の逆機能といいます。 社会や市場は常に変化しており、組織もそれらに合わせる必要があります。
日本社会という組織文化が東京にヘッドを任せていれば大丈夫、という時代がガラパゴスになったのではないかと考えられます。
その最たる理由が先にあげた「ガラケー」です。
ガラケーがガラケー化した理由を以下の通りまとめてみました。
1.国内市場への特化:
ガラケーは日本国内のニーズに非常に特化して開発されました。日本独自のサービスや機能が多く、これが国際市場での互換性や拡張性を制限しました。例えば、公衆無線LANサービスや1segテレビ放送など、日本国内でのみ利用されるサービスに最適化されていました。
2.プラットフォームの閉鎖性:
ガラケーは独自のオペレーティングシステムを使用しており、アプリケーションの開発や配布が制限されていました。これにより、開発者が自由にアプリを作成・配布することが難しく、イノベーションが抑制されがちでした。
3.スマートフォンの登場と国際標準の採用:
iPhoneやAndroidなどのスマートフォンが登場したことで、オープンなプラットフォームが新たな標準となりました。これらのデバイスはグローバルスタンダードに準じた技術を採用しており、ユーザーや開発者により広い可能性を提供しました。これに対し、ガラケーは迅速に適応できずに市場の主流から取り残されました。
4.消費者の期待の変化:
スマートフォンが普及するにつれて、消費者の期待も高度化しました。インターネットの利用、アプリを通じた多様なサービスへのアクセス、タッチスクリーンの操作性など、スマートフォンが提供する機能が一般的に求められるようになり、ガラケーの機能では満足できなくなったのです。
これらの要因が組み合わさることで、ガラケーは国内向けに最適化され過ぎた結果、グローバルなトレンドに対応できなくなり、技術的に孤立してしまいました。これが「ガラケー化」と呼ばれる現象の根本的な原因です。
ここまで至るのに気づかなかったのは、組織が硬直している、つまり組織文化の逆機能が働いたものと考えられます。その組織のトップはどこかというとヘッドオフィス、つまり「本社」、あえて地名をつけると「東京本社」です。
この硬直している日本を打破できるのは、年齢的にも精神的にも「若い」人です。
しかし、その若い人が今減ってきています。このままでは益々組織が硬直化してしまいます。
少子化解消というのは、日本産業・組織の硬直化から解き放つためにも非常に重要なファクターです。
日本発のデファクトスタンダードを産業の新風にするためには、少子化解消は欠かせません。
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