青果ミコト屋〈新着〉アイスクリーム製造りえです☺︎

クラウドファンディングが始まり、初めての挨拶になりますアイス部担当りえです🧑🏻‍🍳

これからミコト屋アイスクリームよもやまばなしを書き記していきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いします🍨🍨

アイスクリームにはホワイトベース、イエローベースと呼ばれるベースとなるものがあります。ホワイトは牛乳をベースとして作られるアイス、イエローはたまご（卵黄）が入ったアイス。
そこにミコト屋では、心を込めて積極的にロスベースというものを作ろうとしています。
みりんを作る際にでるみりん粕、ワインを作る際にでるワイン粕や酒粕。みんな大好き濃厚アイスを作るほど卵白の行き場に悩む。糖度が低く一般に流通しない発酵はちみつ。そのネガティブな印象や理由はかんたんにポジティブに変換できることを私たちは知っています。この子たちしか表現できない味わいやおいしさをロスベースに詰め込みたいねーという想いです。

その一環として那須の「森林ノ牧場」とそのスキムミルクを使用したお菓子を製造しているchusの「バターのいとこ工場」の見学をさせていただきました。
スキムミルクとは無脂肪乳です。
生乳からバターを作る時に一緒にできます。量はバターの20倍ほど。まさにスキムミルクの副産物としてバターが生まれます。タンパク質やカルシウムもスキムミルクに残るので無脂肪の点も含め現代の方がとても好きそうだなと印象を受けました。
バターを作る際にこれだけでるスキムミルクを大手は粉末にし販売しますが、とても大きな機械で個人の牧場では導入できずスキムミルクが余ってしまうので、結果個人の牧場でバターを製造するのは難しいと森林の牧場代表の山川さんはお話しして下さいました。
そこでスキムミルクを使ったお菓子を製造し（バターのいとこ、ドーナツやアイスなど）そのスキムミルクを使えた分だけ自分たちのクラフトバターを作っているそうです🐄
スキムミルクを初めて試飲しましたが、脂肪が無いことでより牛乳のひとつひとつの味わいが色濃く感じることができました。まずその甘さとミルキーさ。牛乳より甘く、牛乳よりミルキーでびっくりしました。（森林ノ牧場でのびのび穏やかに放牧生活しているジャージー牛のスキムミルクだからかな🤔）後味は水のようにクリアですっきりとしたお味。
ソルベなどフレッシュ感溢れるアイスにとても合います。フレッシュさの中にないものをスキムミルクが持っているので味に深みがでるのです💡これはとても大きな役割を担ってくれています。ミコト屋がスキムミルクを使うことでより多くの方に森林ノ牧場のクラフトバターを味わっていただけるチャンスも増えるという素敵な循環です。
このようにB級品、規格外と呼ばれるモノ、色々な都合で世に出回らないモノがあります。そしてそれだからこそ、それにしか出せない、良さがやっぱりあるなーとしみじみ思いますので、豊かなポジティブハッピーロスベースをミコト屋で練り上げている最中です。おたのしみにーー👋🏻
おわり。