応援メッセージをいただきました】山田隆司さん

山田隆司さん

特定非営利活動法人にこまる　作業療法士

Charcot-Marie-Tooth病患者会　CMT友の会　代表

障害平等研修DET　登録ファシリテーター

《自己紹介》

名古屋市在住の山田です。幼少期から希少難病『Charcot-Marie-Tooth（CMT)病』で肢体不自由があり、「自身の疾病・障害体験が生かせないだろうか？」と作業療法士を目指しました。

当事者の『主観性』とセラピストの『客観性』を相互活用する存在を『当事者セラピスト』とし、『当事者～支援者～社会の架け橋』になれないだろうかと挑戦中。現在は小児発達領域の臨床のほか、ユニバーサルイベント企画や障害の社会モデル啓発にいそしんでいます。

《応援メッセージ》

医療や福祉や防災など、生活する上で必要不可欠な情報は以前より入手しやすくなってきました。では、それは本当でしょうか？

「難病患者が新型コロナウイルス感染した時、受診までとても時間がかかった」「地域の防災訓練に要支援者は含まれていなかった」などなど。難病患者や障害者に限らずいわゆる社会的マイノリティ（少数派）と言われる人々にとって、情報へのアクセシビリティは決して良好だとは言えません。社会にあふれる情報の多くは、社会的マジョリティ（多数派）を中心に構成され発信されているのだと身をもって感じます。

今回の取り組みには未来を感じます。安全で安心な暮らしのために、誰もがアクセスしやすい情報ツールとして期待します。