地元の人たちと創り上げるフェス。

野馬追も終わると、南相馬地方は一気に秋の様子を帯びてきます。

 

空が高く、風が涼やかに、

日の出日の入りも短くなり、

夕焼け空がとてもきれいです。

 

今年はやはり暑い夏なので

またもう少し暑さが続きそうですが、

子供達の夏休みと一緒に夏が通り過ぎていく感じを

毎日感じながら、フェスの準備をしています。

 

 

「南相馬フェス」は、地元の人たちと創り上げるフェスです。

 

フェスといえば、どこか大きなイベンターや、制作会社が

資金を使って大物アーティストを呼んで

街を一時的に盛り上げる、というイメージですが、

このフェスは、通年を通じて関わり合う、南相馬地域の地元の人々と

手作りで作り上げています。

 

今回もメインステージは、地元の「足場屋さん」が作り上げます。

プロの「足場やさん」が作るステージは

縦６m 横9m、高さ１mのビックステージです。

先日、試しに作ってもらったステージを、南相馬市小高区の山の中に観に行きました。

手作りのステージ、感動です。

 

 

福島ロボットテストフィールドの中庭に、

手作りで作るステージに、地元の子供達や、福島を代表するアーティスト達が上がり

パフォーマンスをする予定です。

 

 

広大な津波の跡地に造られた、ロボットテストフィールドには、

国や県のバックアップする研究機関がたくさん入っていますが、

そこに地元の人々が行く機会はなかなかありませんでした。

 

南相馬地域の海岸は、津波の跡地は開発されず、県や国の施設が建てられています。

そうすると地元に人たちが訪れる機会は減り、

震災後には、海に近づかない子供達もたくさんいました。

 

しかしそこにも、以前には人の営みがあり、多くの人々の笑顔があった場所です。

 

前回の記事にも書きましたが、一番悲しいことは「忘れられること」です

その土地にあったこと、その土地が育んだもの。

それをベースにまた新しいものが生まれていくこと

それが、震災の記憶を守りながらも、その土地を生かしていくこと。

地元の人たちがどうすればたくさん訪れるのか。

ただ国の研究機関を置くだけではなく、人が訪れる場所を創り上げる、ということが

大切なきがします。

 

今回のフェスは、福島ロボットテストフィールドと、

南相馬フェスのコラボレーションイベントです。

 

地元の人たちが創り上げる「場」と

行政の作り上げるう「場」に

たくさんの人々が集い、混じり合い、新しい反応が起こることを

楽しみにしています。

 

 

 

 

待ってるだけでは

わからないことばかり

出会いが僕らの　宝物だね

＃いざ！冒険の旅へ！（トモダチプロジェクト）

 

 

 

あの日から続く壮大な物語

 

まだまだその途中にある、南相馬の壮大な物語を

どうか一緒に描いてください。

 

 

南相馬フェスへのご支援、ご協力

よろしくお願い申し上げます！！！