皮膚病のみゅうみゅうちゃんのお話です

皆様こんにちは。「チームZEROみなしご支援プロジェクト」を応援いただきまして誠にありがとうございます。

 

今日は皮膚病のみゅうみゅうちゃんのお話です。

チームZERO代表の峰さんが長く治療中の猫さんでした。お電話で何度かご相談をいただいていました。神経質なため触れない日もあり、偏食のため投薬にかなり苦労されているとよくおっしゃっていました。

 

2021年に多頭飼育崩壊があり、動物愛護センターから峰さんが引き出しをした子になります。ブログを遡ってみても、当時からアレルギーと思われる重度の皮膚炎があり、治療を重ねてこられた様子が伺えます。

 

 

私たちが、チームZEROシェルターに駆け付けた時は、ケージに隔離され、全身の毛が薄くなり、皮膚も赤く、真菌も発症していました。真菌は恐らく、強いアレルギー症状の治療で免疫力が低下したためだと推測されます。往診の獣医師さんにもすぐに診てもらいました。

 

 

ねこひげハウスの施設での継続治療をすぐに検討しましたが、隔離スペースが足りず、11月に入りようやく連れ帰ることができました。

 

峰さんがおっしゃっていた通り、とても投薬に苦労しました。全く触らせてくれず、シャーシャーと威嚇し、パッパと音を立てて怒っていました。お薬をご飯に混ぜても全く食べてくれず、洗濯ネットに包んでも大暴れしました。一晩経てばトイレなどもひっくり返してしまい...。みゅうみゅうちゃんは大きなストレスを抱えている状態でした。

 

峰さんとのお電話を思い出し、手探りでどうしたら投薬ができるかなどを模索しました。まずは真菌を治さなければなりません。

 

移動して10日ほど経った日にお気に入りのウェットフードを見つけました。お薬を混ぜても8割型完食してくれます。みゅうみゅうちゃんと峰さんが応えてくれたように感じ、本当に嬉しかったです。

 

 

3ヶ月かかりましたが、少しずつ少しずつ距離も縮められました。あんなに「近寄らないで!」と怒っていたみゅうみゅうちゃんが遂に触らせてくれました。そこからは早くとっても甘えん坊さんになりました。ずっと怖かったのだと思います。本当はもっとずっと甘えたかったのだと思います。

 

 

今では真菌は完治し、ねこひげハウスの保護猫部屋に移動し、こちらの子たちと仲良く過ごしています。スタッフにも毎日甘えてくれて、遊びも大好きです。

 

 

皮膚のアレルギーに関しては重症度が高く、継続して治療を続けています。

 

治療を継続できる里親様がいらっしゃれば、この子も家庭猫として過ごせることを願っています。今後ともみゅうみゅうちゃんにも応援をいただけましたら幸いです。