畑を平らにしてくださった斎藤さんのこと（追悼の意を表して）

こんばんは。

今回の、グランド整備をやろうと思ったきっかけは、友人の斎藤さんの息子さんでした。

ある日「何かやって欲しいことはないですか？」と電話を下さいました。斎藤さんの家から森の風学園までは７０ｋｍもあるのに、「今から行ってみます」とすぐ来てくださって、園内を見て回りました。当時、畑だった場所を見ながら「子どもたちの遊び場にしたいのだけど、草が生い茂り何度草刈しても追いつかないんです」と話をすると、数日後、大型の草刈り機をトラックに付け、会社の従業員さんと一緒に暗くなるまで草を刈ってくださいました。しかしこれでは、土も柔らかいし、草は何度刈ってもキリがないから、機械で耕して固めましょうと、また日を改めて来てくださり3～4時間かけて平らにしてくださったのでした。これでダメなときは山砂を入れて整備するしかないですね。と。

秋口だったので、それからは草も伸びず、子どもたちは広くなった場所で遊び始めました。しかしやはり、土は柔らかく、周りは藪でなかなか思いっきり遊ぶことが出来なかったので、グランド整備を考えたのでした。

本日、友人の斎藤さんに農業用の運搬車が故障したので修理をお願いすると、早速ご主人と一緒に森の風学園に来てくださいました。

そして、「息子の遺言だから」と私に貯金箱を渡しました。私は、斎藤さんが何をおっしゃっているか理解ができませんでした。

息子さんは12月に交通事故で亡くなられたことを告げられました。

斎藤さんの息子さんのおかげで、子どもたちのグランド整備について考え、クラウドファンディングを立ち上げたのでした。子どもたちが、整備されたグランドで元気に遊ぶ姿を彼に見せてあげたかったです。もう感謝の気持ちをお伝え出来ないことが、悲しいです。

斎藤さんの息子さん！子どもたちの為に本当にありがとうございました。

きっとグランドは整備され、いい汗を流して動き回り、笑い声が絶えない場所になることでしょう。心から感謝申し上げます。

そして、心から斎藤さんの息子さんのご冥福をお祈り申し上げます。