文化・宗教に寄り添い「いのち」を見守るボランティアメンバー

今日は私たちの活動の、あまりスポットがあたらない、でも大切な活動をご紹介します。

赤ちゃんを産むサポートをする、生まれたての赤ちゃんを育むママのサポートをする…

それは、全ての苦労が吹き飛んでしまうくらい、明るい、幸せな活動です。

けれど、いのちのことは神仏の領域。

時に、流産や死産など、悲しい状況が起こり得る領域で、そうした状況にあるママに寄り添うこともあります。

冠婚葬祭には、その宗教や文化が色濃く反映されます。

例えばイスラム教徒の埋葬は場合は土葬なので、マスジド(モスク)の協力のもとできちんと儀式をして土に返します。

母としての哀しみだけでなく、神仏のもとに帰っていくいのちとの向き合い方や儀式の手配のお手伝いなどは、同じ宗教、文化を持つボランティアメンバーならでは可能なこと。

病院や保健所の付き添い、情報伝達や通訳だけではない、深い真の寄り添いがそこにはあります。

こうしたことにも誠心誠意寄り添ってくれるボランティアメンバーが、NPO法人Mother’s Tree Japanの宝物です。

自分の親族が海外でこうした体験をした時、日本流の、その人流のお別れの仕方を尊重してくれ、寄り添ってくれたら、どれだけ心が慰められるだろうと思います。

こうした各国のボランティアメンバーが昼間はもちろん、時には夜まで寄り添ってくれることでNPO法人Mother’s Tree Japanの活動が今日も成り立っています。

NPO法人Mother’s Tree Japan