【外国人ママのための保育園説明会レポートと、説明会が大切な理由】

みなさま

 

いつもNPO法人Mother’s Tree Japanを応援いただき、ありがとうございます。

 

みなさまのおかげで毎日順調に活動を続けてられております。

 

8月は猛暑のため、オンラインでの活動と個人の付き添いがメインでしたが、9月からは対面でのイベントも再開し22名の外国人ママ・パパたちの参加がありました。

 

特に9月は、10・11月から始まる来年度の保育園の申請に先駆けて、母親サロン、オンライン相談会で日本の保育園のシステムのベーシックな部分を説明する会を、昨年に引き続き開催しました。

 

○保育園と幼稚園の違いは？

○なんでこんなに種類がたくさんあるの？

○どんな人が預けられるの？

○いくらかかるの？

○どこに、いつ申し込むの？

○慣らし保育って何？

 

そもそも、保育園の申請には、日本人でも難しい手続きや山のような書類が待っているのですが

 

外国人ママにはその前の段階の、基礎中の基礎の情報が抜けているので、申請前の情報の底上げが必要です。

 

【いかにたくさん丁寧に伝えるか】ではなく、【いかに必要なことだけに絞ってわかりやすく伝えるか】がポイントになり、そのために1ヶ月前から資料作りをしました。

 

外国人ママたちにとっては

【保育園にあずれられない→雇用→ビザの更新】に直結します。

 

ママのビザで旦那さんが家族滞在で来ている場合は、その生活の基盤だけでなく、家族のビザのことまでママの肩に乗っているので、私たち日本人が想像しているよりはるかに重要なことなのです。

 

外国人ママの中にはそんな大きな不安を抱えての産後を過ごす方もおられることを、私たちもこの活動を始めてから知りました。

 

今回は基本的なシステムの質問に加えて

 

・今日本の保育園での虐待のニュースが毎日のようにあるけれど、本当に預けて大丈夫なのかどうやったらわかりますか。

 

・子ども同士が喧嘩になったり、自分の子供が相手の子を傷つけてしまったりしたら、自分は日本語をあまり話せないのでどうしたらいいですか。

 

・外国人だからといじめられたら、どこに相談したらいいですか。

 

といった、外国人ママたちの我が子を想う心情が滲み出た質問もありました。

 

事務局長が保育園に10年勤務していた経験から、できる限り丁寧に寄り添ってお答えしました。

 

来月は、産後のママの悩みのNO1.の母乳の相談会をイベントとオンラインと両方で開催します。

 

一つ一つママたちの不安を解消して、安心の中で日本での子育てをスタートして欲しいなと願って活動しています。

 

これからも応援よろしくお願い申し上げます。

 

＊4-7月までの活動をまとめたクォータリーレポートはこちらからお読みいただけます。(郵送をご希望の方はmotherstreejapan@gmail.com坪野谷までご連絡ください)

 

https://mothers-tree-japan.org/pdf/report/MothersTreeJapanQuarterlyReport10.pdf

 

NPO法人Mother’s Tree Japan

事務局長　坪野谷