鵡川絵本制作メンバーによる鵡川ツアー

　鵡川絵本のイラスト担当：新岡さん、写真担当：門間さん、熊倉で舞台となる鵡川の源流から河口までをたどります。

 

　

 

　かつては秘境中の秘境といわれた占冠村ですが、高速道路が開通した現在、トマム地区にある鵡川の源流地点まで札幌からでも車を使えば２～３時間で訪れることが可能です。

 

 

　

 

　源流付近の森はとても静かです。たくさんの鳥や動物が暮らしています。夏に訪れた際には、トラツグミが鳴いていました。ここに来れば、きっとエゾリスに会うこともできますよ。

 

 

 

エゾシマリスさん。かわいいですよね。

 

 

 

 

　鵡川には赤岩青巌峡という急峻な渓谷があり、昔から人びとの往来を妨げてきました。赤岩青巌峡は海底に蓄積したプランクトンなどに由来する赤色チャートの巨岩や鵡川の浸食を受けて広がる蛇紋岩の露頭が見られます。四方を山に囲まれた地形で冬期は非常に寒いところです。

 

 

　　　

　

 

　鵡川の頭首工です。鵡川も河口に近づくにつれ、ひとの暮らしになくてはならないものになっていきます。鵡川流域のお米はとてもおいしいですよ。

 

 

　

 

　鵡川にはサケだけでなく、シシャモが遡上します。例年10月～11月上旬頃、運が良ければ…川岸からも、シシャモの群れを見ることができます。

 

 

　

 

　太平洋に注ぐ鵡川の河口にたどり着きました。鵡川は源流から海まで135キロです。

 

豊かな森の中にある源流～四方を山に囲まれた急峻な峡谷～鵡川の水が潤す田畑～鮭やシシャモが遡上する河口…

森里川海のつながりが、私たちに恵みをもたらしてくれている～そんな川の姿が、この鵡川にあります。

 

　鵡川を舞台に制作する鵡川の絵本。この日は、絵本制作メンバーで「どんなストーリーにするか」について、源流から河口までたどりながら話し合いました。私たちが作る鵡川の絵本、完成を楽しみにしていてくださいね。