本日開幕！「リビング・モダニティ　住まいの実験 1920s-1979s」

いよいよ本日3月19日（水）、企画展「リビング・モダニティ　住まいの実験 1920s-1979s」が開幕いたしました。

仕切りのない大空間で魅せるリビング・モダニティ

20世紀の住宅における実験的、革新的な試みをさまざまな視点から検証する企画。1階の展示室は壁によって空間を仕切るのではなく、大きな一つの展示空間としてゆるやかなゾーニングによって構成されています。建築家や作品ごとだけでなく、それらを比較して見られたり、重なり合う部分があったり、新しい気付きを得ながら、順路にとらわれずに鑑賞することができます。  

ついに実現！世界初の「ロー・ハウス」原寸大展示

無料観覧となっている2階の展示室では、クラファンのご支援で形となったミース・ファン・デル・ローエの「ロー・ハウス」がお披露目となりました！これまで図面でしか存在しなかった建築が、実際に中に入りスケール感や構造を体で感じることのできる原寸大の展示として実現。ミ―スがデザインした家具が配置され、実際に座っていただくこともできます。

一日の陽の光の変化を再現した、照明による空の演出も見どころです。椅子に座って中庭から差し込む光と、それによる空間の変化をじっくりと観察してみてください。

ロー・ハウスの詳細は、以前公開した本展監修 ・岸和郎氏の解説をぜひご覧ください。 

〈ロー・ハウス〉原寸大展示のポイントとは？ リビング・モダニティ展監修の岸和郎氏が解説  

ご支援のお礼

このたびクラウドファンディングへご支援いただいた皆さまのお名前を、展示室の中に掲出させていただきました（支援の際にご希望いただいた方のみ）。

クラウドファンディングや協賛企業など、多くのご支援に支えられ、1階も2階も国立新美術館らしく「時代を映す、挑戦的でダイナミックな」展示を実現することができました。支援者の皆さまには、先週リターン品の招待券も発送させていただきましたので、ぜひリビング・モダニティ展をお楽しみいただければ幸いです。