愛猫「れいあ」続報、緊急手術を受けて順調に回復

9月3日の新着情報に、保護猫たちから輸血を受けて愛猫「れいあ」が一命を取りとめたというお話を書いたところ、複数の方からその後の経過のお問い合わせがあったので、新着情報の趣旨とは少しズレますが書かせていただきます。

 

輸血によって貧血の数値が良くなったものの、翌日、翌々日とまた悪化していきました。

レントゲンとエコー検査、腹水検査により、お腹の中にある腫瘍から出血していることがわかったため、とにかく腫瘍を摘出して出血を止めなければならないと、緊急手術に踏み切ることに。

が、心臓の肥大と貧血からくるさまざまな臓器の不調が出ているため、ドクターからは「手術に耐えられない可能性もあるので覚悟してください」と言われてしまいました。

手術前には、今度は多頭飼育崩壊現場からレスキューされた「クレ」くんから輸血を受けて臨みました。

 

そのお陰もあり、手術は無事に成功！

腹水のせいで事前にはっきりとはわかりませんでしたが、腎臓より大きな直径5cmくらいの腫瘍が肝臓にあり、大きな血管を除いて肝臓の一葉ごと取り除くことができました。

ガンの可能性は高いものの、良性だったケースもあるとのこと。

摘出した腫瘍は病理検査に回されました。

 

もしガンだった場合は患部をすべて摘出できたわけではありませんが、出血自体は止められたので、貧血は徐々に改善していき、数日後には日常生活に戻れると思われます。

麻酔から目覚めたれいあに面会すると、ケージの中でキョトンとした顔でお座りをしていました。

しばらくれいあが寝ているところしか見ていなかったので、姿勢良く座っている姿には本当に感動しました。
またしても、多頭飼育崩壊チームの大きな男の子がれいあを助けてくれました。

 

これまで飼い猫も保護猫もフリーにしていることが多く、うちの子たちには狭苦しい思いを強いてきてしまいました。

そのストレスもれいあの病気の一因になったと思われ、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

今回のプロジェクトで千葉郊外への引っ越しが叶えば、うちの猫はうちの居住スペースでのんびり過ごすことができ、保護猫たちは保護猫のスペースで、人馴れ訓練や里親さんを待ちながら過ごすことができます。

プロジェクトの成功はうちの子たちの幸せにもつながるということを、改めて実感しました。

さらなるご支援、ご協力、何とぞよろしくお願い申し上げます。

 

れいあの病理検査の結果が出たらまたご報告させていただきます。