寄稿（仁平宏）：日本は世界一（最凶）ダイオキシン類汚染国

 

皆さんはこのコトバに驚いたことであろう。

私は、恐怖を煽っているのではない、事実なのである。

日本はキレイな国どころか、世界最悪の汚染国なのだ。一皮剥くと恐ろしい国なのである。少子化・高齢化で将来の不安に包まれているが、今、まさに国家の存亡に崖っぷちに立っている。

 

次に理由を述べよう。

 

世界の焼却炉の約70％（世界全体では約2,600基）が日本に存在するからである。日本のダイオキシン類の発生の90％はこの焼却炉に起因している。

環境専門家に言わせれば、日本全体が“焼却炉“と称しているほどだ。

戦後、政・官・民一体となって経済第一主義で走ってきたツケは大きい。

欧米諸国は厳しい法規制で原則埋設している。

 

UNEP（国連環境計画）は、ダイオキシン類を史上最凶の毒物と指定している。このレポートでは、地球上で排出されるダイオキシン類の50％を日本が排出しているという。ダイオキシン類の毒性は青酸カリの１千倍、サリンの10倍で、僅かスプーン一杯で百万人を殺せる毒性があるという。

 

疑問を抱く方は、独立行政法人・産業技術総合研究所センター長の中西準子女史（環境工学博士、2010年文化功労者、2013年瑞宝章）に問い質して欲しい。

 

ところで、日本近海の魚介類が世界で最もダイオキシン類に汚染されている事実だ。例えば、マグロのトロだ。数千万円もする大門のマグロのトロ部分はダイオキシン類の塊だ。日本人は、どこで、どう、狂ったのであろうか？

 

これ以上記述すると、日本の食生活は一変する大騒動が起きるのでここで止めよう。和食がユネスコの無形文化遺産登録で喜んでいるどころではない。

詳しくは、私が“まぐまぐ！”に長文（A4・15頁）で書き下ろしているので、関心を持つ方は読んで欲しい。今までの無知蒙昧さに悄然とするはずである。

 

私は幼い孫が７人も日本にいる、次世代にこの汚染を絶対残せないのだ。

畢竟、「日僑塾」で革命家を育てなければ日本は自壊する、と叫びたい。

 

なお、私はベトナム戦争時、サイゴン近郊の米軍基地の周囲に撒かれた枯葉剤の白い粉の上を歩いていた男である。だから、ダイオキシンには超センシティブな老骨である。

 

こんなバカな男は日本人では私だけであろう。