国立環境研究所

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絶滅危惧種の多様性を未来に残すため、細胞保存のタイムカプセルを！

国立環境研究所

2024年03月27日 14:00

ブータンで細胞保存の技術指導を行ってきました

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みなさん、こんにちは。大沼です。
ブータン王国国立生物多様性センターから依頼をいただき、今週の初めにブータンの首都ティンプーに行ってきました。過去のブータンでの活動の様子はこちらから。

ブータンでシロハラサギ細胞保存調査
https://readyfor.jp/projects/nies/announcements/279433

今回は、ブータンの生物多様性センターにお伺いし、センターの職員を対象に細胞培養用の組織をどのように保存するのか講習を行ってきました。

生物多様性センターのみなさん

練習用に豚の耳を使って練習をしてきました。

これまで生物多様性センターでは、ブータン国内の希少な牛、豚、鶏の品種を対象に精子保存を主に行ってきたということでした。今後は、国内の絶滅の危機に直面して野生動物を対象に細胞の保存を開始することになります。私たちが生息調査を行った絶滅危惧種シロハラサギや、ブータンの国獣である牛科のターキンを優先種として、細胞等の保存を支援していきます。

ユニークな顔をしたターキン。ブータンの伝説にまつわる神聖な動物ですが、頭数が激減しており絶滅危惧種として繁殖センターが設置されています。この繁殖センターの協力を得て、細胞などの凍結保存を進めることになります。

多くの国で、生物多様性の可能性を未来へ残すため細胞の保存が注目されつつあります。国立環境研究所の保存技術は、特に鳥類で世界トップレベルにあり、今後も国内のみならず海外にも技術支援を続けていきます。

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※1支援につき220円（税込）のシステム利用料がかかります

申込数: 56
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発送完了予定月: 2024年3月

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