インタビュー：なぜ、家族相談事業からお好み焼き屋を始めようと思ったの？

 

Q：家族相談事業では、どのようなことをされているのですか？

まず、相談はどのような方でも受け付けています。

 

家族を取り巻く悩みは、いろいろなものがあります。

 

子育てや教育、療育、就労、介護などの家族相談を受け付けています。また、各障害種に応じた支援の相談の相談も応じています。

 

最近では、セクシャリティのお悩みや職場内の不和で退職をしたいという方、トラウマ的な体験をして家庭内でも心が休まらず睡眠がうまく取れないという方などが増えてきました。

 

お話をお聞きすることで、私たちのところへ相談してくださった方は、「気持ちがいくらか楽になりました。」などと、おっしゃってくださいます。そして、個別の相談に応じた適切な支援機関のご紹介をさせていただいております。

 

 

 

 

Q：どうして家族相談からお好み焼きを始めようとしたのですか？

 

来所だけでなく、インターネットからでも匿名の相談を受けつけており、全国的に虐待やネグレクト等で食べ物を十分に食べることができない子どもも多くいることが分かりました。

 

私たちの事業には、相談だけでなく直接的な支援として、特にご高齢の方や歩行困難の方へのものはありますが、食への支援はありません。家族相談事業によって、様々な食への問題が見えてきました。来所の相談やインターネット等での相談で見えてきた問題は、氷山の一角で、私たちの地域の中にも食の問題を抱えている方も、もしかしたら多くいらっしゃるのではないかと、考えました。

 

このように、家族相談事業で見えてきた問題に対応したいと思ったのが、飲食事業を始めたい一番のきっかけです。

 

そして、お好み焼き屋をしたいと思ったのは、栄養価が高く、お好みの具材を入れられたり、サイズを変更したりしやすいため、様々なニーズに対応することがしやすいと考えました。ワンプレートでお持ち帰りや宅配がしやすいといった点もお好み焼き屋をしようと考えた理由の一つです。

 

今回の「にしちゃん」では、子ども食堂のようにワンコインで購入することができるメニューも取り入れるようにしています。子どもが一人でも食べに来やすいようにします。もちろん、子ども以外の大人の方でもワンコインメニューをご利用いただけます。いわば、「みんなのお好み焼き　にしちゃん」です。

 

 

 

 

 

 

Q：「みんなのお好み焼　にしちゃん」では、どのような活動をされるのですか？

「相談所」のようにすると、相談をしたくてもなかなか門を開くことが難しいです。そのためにも、たくさんの方々にお好み焼きを楽しんでいただくという一般的なお好み焼き屋であるというようにしたいと考えています。

 

入店しやすいお好み焼き屋にすることで、家族相談事業の間口を広げることがねらいです。

 

入店してくださった方に相談を受け付けていることをポスターなどで知らせることで、いつかお困りのことを話していただけるような工夫をしたいです。

 

そして、相談事を様々な関係機関に接続することで、適切な支援に繋げられるようにしたいと考えています。

 

私は、元教員で特別支援教育コーディネーターをやっていたため、知識や経験の中でお応えできることもあります。そして、各種教育機関や療育機関との接続ができます。また、私たちは家族相談事業で地域包括センターや居宅介護支援事業所等と関わることが多いため、介護等支援の接続もできます。

 

今年度から地域の「困りごとなくし隊」の隊員にもなりましたので、草抜きや大きな荷物など自分一人で対応しにくい家庭の問題も隊員のメンバーに相談事を共有し、人を集めて対応することもできます。

 

「みんなのお好み焼き　にしちゃん」にいらっしゃっていただいて、些細なことと思われるでも構いませんので、お気兼ねなくご相談ください。また、本社には、個別相談スペースがありますので、プライバシーも確保することができますので、みなさまにご安心いただきお話しいただいています。もちろん、守秘義務も徹底しております。

 

株式会社ロータスポンドは、地域が誰にでもどの方にとっても、より過ごしやすい場所になるよう全力でサポートしたいと考えています。

 

 

 

 

みなさまの温かいご支援と応援のコメント等とても励みになります。いつもありがとうございます。

 

 

これからも応援どうぞよろしくお願いいたします。