相模原豪雨被害:災害に強いキャンプ場へ!野呂ロッジ復活プロジェクト

相模原豪雨被害:災害に強いキャンプ場へ!野呂ロッジ復活プロジェクト

支援総額

8,085,000

目標金額 5,000,000円

支援者
425人
募集終了日
2021年10月29日

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|第一目標金額達成のお礼

 

クラウドファンディングをスタートしてから3日目のお昼に目標金額達成となりました。何とも嬉しい限りです。心より感謝申し上げます。
 
正直、想像もしていなかったとても早いスピードでご支援を頂き、驚きと戸惑いを隠せません。これほどまで皆様に愛され、支えられていることは、これからの私達の一番の力になります。たくさんのあたたかいメッセージやコメントも、本当に、本当に、ありがとうございます。

 

おかげさまで第一目標は達成となりましたが、野呂ロッジを災害に負けない強いキャンプ場にしていくためにやらなければならないことはまだまだたくさんあります。

 

せっかく機会をいただいたクラウドファンディングの挑戦も、10月29日の23時まで続いておりますので、最後まで引き続きご支援、応援をよろしくお願い申し上げます。

 

被災したキャンプサイトについては毎日復旧作業にあたっておりますが、災害に負けないキャンプ場作りのための日々の様子もこれから新着情報に投稿させていただきますので、ご覧になっていただけましたら幸いです。

 

2021.9.6 追記

 

English Page is here

 

今年2021年8月の豪雨で、神奈川県相模原市を流れる道志川の水位が高まったことにより、川沿いに佇む多くのキャンプ場が甚大な被害を負いました。

私たち野呂ロッジも、キャンプができるサイトがすべて流されてしまいました。

実は、野呂ロッジは一昨年東日本で大きな被害をもたらした台風19号でも大きな被害を受け、復旧作業をしている最中でした。多くのボランティアさんによるお手伝いや、数々の応援メッセージもあり、なんとか再建の目処がついた矢先の今回の被害。

今まで多くのファンに支えられ続けてきたからこそ、また野呂ロッジを復活させ、多くの人たちにキャンプを楽しんでもらいたい。この環境を思い切りご利用してもらいたい。そんな気持ちを胸に、スタッフ一同心は揺るがず復活に向けて進んでいくことを決意しました。

とはいえ、ただこれまでの通りに復旧するだけでは、今後豪雨災害に見舞われるたびに、被害に遭っては復旧して……の繰り返し。

そこで、今後の災害にも備えた新しい野呂ロッジとして復活を目指すことにしました。

元々のキャンプサイトは今後の増水にも耐えられるように。
トレーラーを活かしたバンガローなどを強化し、施設の被害を最小限に抑えられるように。
何より、スタッフ、そして仲間とともに、災害にも負けない体制を作れるように。

今あるキャンプ場の良さを活かしながら、強く生まれ変わりたいと思います。

被災した他のキャンプ場の方々にも話を聞くと「今後も来るかもしれない災害にどうしようか」と、みんな悩んでいます。だからこそ、被害は決して小さくなかった私たちが強く新しいキャンプ場のモデルを作っていくことで、復旧に悩む他のキャンプ場に希望を届けることができればと思っています。

今後の水害にも負けないキャンプ場を目指して。

野呂ロッジの再建に、皆さまからの応援をよろしくお願いいたします。

 

 

ファンに愛され続けてきた「青野原野呂ロッジキャンプ場」

 

はじめまして。神奈川県相模原市を流れる清流・道志川の渓谷沿いにある「青野原野呂ロッジキャンプ場(野呂ロッジ)」代表の野呂正人です。

 

左:代表 野呂正人 右:マネージャー 加藤綾子

 

野呂ロッジについて

 

野呂ロッジは、相模原市の道志川沿いでは老舗のキャンプ場です。創業1963年当時の雰囲気を大切に保ちながら長年ファンの方々に楽しんでいただいていました。

 

野呂ロッジのすぐそばを流れる道志川は、山に沿って流れ、川底まで見える透明度で、浅いところや深いところがありバラエティ豊かな流れです。夏には小さなお子様から大人の方まで、川沿いでバーベキューを楽しみながら、浅瀬でじゃぶじゃぶ遊び、上流からプカプカ浮き輪で流れ、岩から飛び込み遊び、潜ってお魚探しなど、どこも楽しそうな笑顔と声で溢れています。

 

川沿いから1つ斜面を上った陸地には、車を横に置いてキャンプ宿泊ができるサイトが広がってます。高台から大自然を展望できるので夏はキャンプと川遊びで多くの方にご来場いただいています。

 

 

 

代表:野呂正人と野呂ロッジ

 

私野呂は今から16年前、父の体調不良がありこの野呂ロッジを引き継ぎました。引き継ぐまでは、モーターレーシングカーの世界で製作やメンテナンス、研究など、エンジニアとして様々な経験をしてきました。

 

キャンプ場とモーターレーシングは全く関係ないと思うかもしれませんが、実はつながっていることがあります。

 

例えば、モーターレーシングは時に命にも関わる危険な瞬間があるため、危機管理意識がこれでもかと植え付けられます。キャンプ場も自然を目の前にした場所であり、時に自然の脅威を感じる瞬間があります。そのため、私はモータースポーツで得た危機管理に対する意識も活かしながら、お客様の体調管理などに心を配る運営をしています。

 

 

また、モーターレーシングのエンジニアをやっていたこともあり、なるべくキャンプ場のものも自分で作っています。

 

トレーラーハウスの内装づくり、バンガローの暖炉の設置、キャンプサイトの整備、もちろん、薪割りなども含めて様々に、なるべく人の手を借りずにやってきました。各所にある野呂ロッジならではの魅力を、存分に楽しんでいただけるように工夫しています。

 

 

野呂ロッジはソロキャンプ・ファミリー・初心者・有名キャンパーなど幅広く皆様からご利用され愛されています。一昨年の台風19号による洪水、そして今年8月の豪雨による洪水など、度重なる大きな被害で現在は営業再開の見通しが立っていません。

 

再開しましたら魅力いっぱいの野呂ロッジに是非来ていただければと思います。

 

 

野呂ロッジを襲った二度の災害

 

今年8月中旬、全国的な大雨が降りました。九州地方では一週間も経たず年間雨量の5割に達する地域も出るなど、記録的な大雨に見舞われました。

 

8月13日、野呂ロッジから少し行ったところにある丹沢山周辺からこの道志川にかけてのエリアにも1時間に100ミリ以上の猛烈な雨が降り、記録的短時間大雨情報が出ました。

 

 

8月13日|迅速な判断でお客様を守る。14日の場内クローズに向けて奔走

 

野呂ロッジから上流10キロ地点に道志ダムがあり、日頃から大雨のときには常にそのダムの放流量や雨雲レーダーを気にしながら状況に沿った危機管理の対策を考えていますが、川は間違いなく時間を追うごとに増水し続けるだろうと予測しました。

 

このような状況は、見誤ったら取り返しのつかないことにもなるので早めの決断を下すよう日頃から心がけています。そのため、連日お客様が多い時期ですがご来場者の安全を第一に、そして野呂ロッジの施設管理対策も考え14日の朝には場内クローズにすると決めました。  

 

週末お手伝いに来る男性スタッフ数名に、前日から連泊されるお客様のところへ回り撤収のお願いをしてきてもらい、ご予約をいただいている方へお一人ずつキャンセルのお電話を入れてもらいました。

 

 

8月14日|相模原市役所のご協力で、トレーラーハウスを広場に避難

 

時に小降りとなり時に強烈な強さとなりを繰り返しながら雨は降り続き、増水は川沿い1階層目をあっという間に覆い尽くしました。

 

「今回の雨はかなりだな。もしかしたら管理棟のある最上階層までやって来るのでは……。」と思い、午後になってまずは3つのトレーラーハウスの避難を考えました。トレーラーハウスについては、一昨年の台風被害の時に半数のバンガローが流されてしまった際に、危険な目にあいそうな場合はすぐに牽引して避難させることができるものが理想だと思い導入したものです。

 

ただ、トレーラーハウスの避難場所については問題がありました。私の兄が持っている広場に置こうと思ったのですが、トレーラーハウスはかなりの重量があります。牽引する車の馬力、そして大雨が降っている状況を考えると危ないのではないかと考えました。

 

そこで避難先として思いついたのは野呂ロッジのすぐ上にある相模原市役所の広場です。しかし、普段は相模原市が管理していて公共での使用以外は使えない広場であるため、私は貸してくれないのでは……と諦めていました。

 

ただ、マネージャーの綾子さんが、「ダメかどうか、電話をしてみないとわからない!緊急事態だから対応してくれるのではないか!」と言い放ちました。たしかにそうだなと思い、この日は市役所は休日でしたが、いつもお世話になっている相模原市の観光・政策担当の方に電話をしました。

 

「広場を貸せます!!」

 

市役所に電話をしてから約1時間後のことでした。緊急待機職員さんがいて広場を管理する担当部署に電話が繋がり、理由を話したらすぐに広場を貸す手筈を整えてくれました。その後すぐに車を走らせ鍵を借りてきました。この時鍵をとりに行ったマネージャーの綾子さんが語った「鍵の重さをとても感じる」という言葉はずっと耳に残っています。

 

向かいにある広場をお借りできたことに心から感謝しております。

 

 

 

8月15日|強まる雨、高まる水位。キャンプサイトを守ってくれた、土台の石垣が崩壊

 

トレーラーハウスの避難後、夜になって雨はどんどん強くなっていました。野呂ロッジのファンの方々からも心配のメッセージをたくさんいただきました。日付が変わった8月15日の夜中、スマホの警報音が鳴りました。

 

「これは、危ないのではーーー」。

 

管理棟で寝ている私は、緊急事態に備えて宿泊してくれている男性スタッフ達に起きてもらい、トレーラーハウス以外にも残っていた車両などあらゆるものを広場へ移すことにしました。

 

ここまでくると、残念ですが覚悟も生まれてきます。一昨年の台風被害で崩れて流され形が無くなったキャンプサイト。

 

長い時間をかけて復旧し、やっと多くの方に楽しんで頂ける状況に近づいてきたのに、また崩れて無くなってしまうのか……?

まさか、最上階層の管理棟まで来るんじゃないだろうな……!

 

しかし自然には勝てません。不安に思いながらも、なるようにしかならない、と腹をくくりました。

 

車両を移動してから間もなく、真っ暗闇の中を懐中電灯1つ持ち、スタッフが2階層目の奥まで様子を見に行きました。

 

「ボス!再奥に高く積んであった石垣が崩れ始めました!!」

 

スタッフからの報告を聞き、とうとう来てしまったかと思いました。できることと言えば、道志ダム放流のサイトと天気予報の雨雲レーダーを見続け、今後の増水を予測しながら少しでも被害がないようにと祈るばかりでした。

 

夜が明け、明るくなり始め、やっと川の様子がわかると思い外へ出ると最上階層ギリギリまで水が来てました。

 

「ゴロゴロ、ゴロゴロゴロ・・・」

 

激しく流れる洪水の音の中で、大きな石が転がりぶつかり合う轟音が川の中から聞こえます。石が転がる音を聞くのはとても切なくてたまりません。昨日まで、整地されたキャンプサイトの土台となって守ってくれていた石。サイトを作る野呂ロッジの大切な石が、洪水による浮力と水圧で掘り起こされ、一部は下流にあるお隣のキャンプ場さんへ流れ去ってしまいました。

 

 

8月16日|階層が全面崩壊し、流されてしまったキャンプサイト

 

「一昨年の台風19号に続き、今回も土石流となっている。奥にあるコンテナも危険ではないか……」。

 

コンテナには野呂ロッジの施設運営にとっても大切な重機などがたくさん入ってます。台風被害の時はコンテナが全て流され、その後すぐに復旧作業ができませんでした。やっとのことで揃えた道具たちをまた手放すことはしたくありません。軽トラ2台に必要なものを積み、管理棟まで大急ぎで運び出すことになりました。

 

 

雨はさらに強烈になり、しばらくすると管理棟の目の前の地面が洪水で削り取られ、それまでの3分の1が無くなってしまいました。

 

夕方にはだいぶ水が引き、見えるのはゴロゴロとした石が一面に広がったデコボコの地面。もともと、第一階層は日帰りの方、第二階層は泊まりの方、第三階層はバンガローやトレーラーハウスと、3つの階層にわかれていたのですが、その階層の後はまったくありませんでした。

 

「またかーーー」。

 

そう思うと同時に、再建のために長い期間を要した一昨年の台風19号のことが頭をよぎりました。

 

「今度は、復旧にどれくらいの期間がかかるのだろう……」

「資金はどこから捻出すればよいのだろう……」

 

不安と切なさや、ファンの方に早く楽しんでもらいたい、またみんなの交流の場でありたい。そんな色々な気持ちが入り混じりました。

 

 

 

被災後、これから|自然の良い面・恐ろしい面に向き合い、より強いキャンプ場へ

 

今回の豪雨洪水でキャンプサイトが無くなってしまったことはとても辛いです。しかし、甚大な被害があった一昨年の台風19号の被災からも復活することができました。

 

自然災害はこれからもやってくるかもしれないが、野呂ロッジの陸地と川を誰よりも良く知っている私だからこそ、より被害に負けないキャンプサイトを作ることができるはず。

 

トレーラーハウスを用意してあるのでこれからは宿泊施設の被害軽減もできるし、今まで支えてくれているファンや温かく手を差しのべてくれる方々とさらに強い繋がりを持てば、今回も復活できる。

 

そう思いつつ、被害を負った翌日、市内の道志川沿いの各キャンプ場も心配だったので訪ねたり遠目から眺めたりしましたが、どちらと比べても野呂ロッジの被害は甚大でした。

 

災害前と災害後の様子

 

災害前と災害後の様子

 

災害前と災害後の様子

 

こうして続けて大きな被害を受けると心が弱くなってしまうのも確かです。

 

そこで、台風被災の時にクラウドファンディングのお話をしてくれたことがあるFUKKO DESIGNの木村さんにお電話してみました。そうしたら、すぐにREADYFORの方々を繋いでいただき、今回のプロジェクトが立ち上がりました。

 

野呂ロッジは、綺麗な大自然の様子を皆さんに伝えるのと同時に、自然の恐ろしさも伝える役割があるのではないか。

 

自然の良い部分と悪い部分の両方に向き合い、より強いキャンプ場という姿を見せ、また多くの方々に来てもらい、笑顔になってもらいたい。

 

そう決心し、今回のプロジェクトをスタートさせました。

 

 

一昨年の台風19号(令和元年東日本台風)の被害と
復興を目指して取り組んできたこと

 

これまでも少し触れてきたように、一昨年の台風19号でも道志川が増水し、野呂ロッジは壊滅状態となりました。キャンプサイト全てが氾濫した川に飲み込まれたばかりか、最上階層まで押し寄せ、運営のための資材のほとんどが流れてしまいました。宿泊施設も半分ほどが流されてしまい、残りも壊されてしまいました。水は一番高い所にある管理棟の中まで入ってきました。

 

台風当日の日中、今までに経験したことの無いような丸一日降り続いた豪雨。さらに、野呂ロッジの上流にある「道志ダム」がゲート開口最大での放流量に、加えて同じく増水している支流からの合流もあり、野呂ロッジの川は濁流となって、あっという間に陸に乗り上げました。

 

夜になって、私は施設の状況を見守るため野呂ロッジにいましたが、上流側にあった資材や車両その他色々なものが目の前を流れていくのを見てしまい、「もうこれは、管理棟もそろそろあぶない!」と身の危険を感じ近所にある実家へ避難しました。

 

台風が去った早朝、川の氾濫により陸地は削り取られ、車1台も通れぬ幅となっており、キャンプ場上流側に置いてあった、怪獣と言っていいような大きな重機(ユンボ)が下流にある管理棟の近くまで流されていました。

 

中流域から下流域にあったバンガロー付近のものはすべてが流され、施設運営に必要な資材が詰まった幾つものコンテナも姿がなくなってしまいました。

 

置いてあったたくさんの車両は無くなっていたり、横転していたり。

 

 

残ったバンガローも全て傾き、わずかに残った陸地には上流側から流されたグチャグチャの資材やガレキ漂流物が散在していました。

 

肝心のキャンプサイトについては影も形も無く茶色い大河の底に沈んでいました。

 

 

 

「これが夢であったのならーーー」

この日はそんな思いを抱きながら、現状把握だけで精一杯でした。

 

翌日は朝早くから、前日の私達のSNS投稿を見て被災状況を知った多くのファンの方々が来てくれました。

 

そして誰からともなく倒れたものを起こしたり、ガレキ集めや散乱している資材の回収したり、土砂で汚れたものの拭き掃除をしたり。その他、それぞれが自分が得意とすることを考えてやってくださいました。

 

 

「多くのファンの方が待っていてくれる。1日も早く復興するしかない」

 

あたたかい支援を目の当たりにして、そう思うほかありませんでした。

私達の心は揺るがず、復活に向けて進むことになりました。

 

復興を目指して進めてきた具体的な取り組み

 

1. 「相模原道志川流域キャンプ場経営者協議会」を結成

台風被害が市内の道志川沿い全キャンプ場に及んだことで、私・野呂が代表となり、各キャンプ場の早期復旧を目指し、市への支援依頼や、地域の復興プロジェクトの活動を率先して取り組みました。

2. 自治体と連携した相模原市キャンプ場ブランディング

相模原市シティプロモーション課や観光協会などが実施する「相模原市内、道志川沿いのキャンプ場のブランディング事業」と連携し、相模原市内のキャンプ場ならではの価値の普及に寄与しました。

3. ホームページ・SNS(Twitter・Instagram・Facebook)の充実

野呂ロッジの様子を毎日発信し、親近感を持ってもらうように。さらに、気軽に手軽に行ってみたいと思って頂ける「料金プラン」「空き状況お知らせ」などきめ細かいニーズにも対応。大雨などの時は場内の川の様子を定期的に発信し「大自然のありのままの姿」を伝えました。

 

4. 今の施設規模だからこそできる他キャンプ場との差別化

お客様同士でもコミュニケーションを取りやすく、ネットワークを広げるきっかけの場となるよう取り組んできました。

 

5. 水害時に避難させることができる「トレーラーハウス」を導入

宿泊施設としてつかえるようにトレーラーハウスを改装。最上階層のエリアにトレーラーハウスのエリアを用意しました。

 

 

 

 

皆さまと共に 災害に強いキャンプ場野呂ロッジ復活へ

 

一昨年の台風19号以来、復興のために様々な取り組みをしてきましたが、今後、野呂ロッジの復活にむけて3つの取り組みをしていきたいと思います。

 

取り組み①
より災害に強いキャンプサイトの復旧

 

キャンプサイトの第一階層・第二階層が洪水で被害を受けました。大きな石・砂利・砂で整地をしてありましたが、水の流れや水圧により崩壊。大きな石や砂がただ飛び散っているだけの状態となり、キャンプができない凸凹な陸地になってしまいました。

 

陸地は元に戻す予定ですが、また災害が発生してしまうかもしれないので、より災害に強い構造に変更する必要があります。台風シーズンがやってくる前にある程度仕上げたいので業者にも手伝ってもらいながら進めていきたいです。

 

 

取り組み②
トレーラーハウスなどの設備の強化

 

以前の災害でも大きな被害があって、常設のロッジではなくトレーラーハウスを宿泊施設として改装したものを用意。トレーラーハウスはすぐ牽引して避難することができるので、災害が起きても被害を最小限にできます。トレーラーハウスを配置したエリアができる直前での災害だったため、復活に向けて最後の調整を行います。また、取り組み①同様に、今後の災害にも備えてエリアの部分部分の調整も行います。

 

 

取り組み③
災害に対応できるコミュニティづくり

 

これまでも多くのファンの方々に支えられてきたこともあり、前回も今回の災害も多くの人が助けの手を差し伸べてくれました。また、災害をきっかけに多くの人と知り合い、支援もしていただきました。繰り返し発生する災害に、私達のチカラだけではどうしても限界があります。

 

仲間とともに一緒に再復興を目指して進んで行くことが不可欠です。そうした仲間を今回や今後もしっかり作っていくためにも、イベントを開催するなど、野呂ロッジのファンのコミュニティをさらに強固にしていきたいです。

 

 

災害に強いキャンプ場へ

 

前回の災害からの復旧がようやく目処がついたところまできて、今回の災害を負いました。何度も心が折れそうになりましたが、多くの人の支えで復活に向けて歩みを進めようと決意することができました。

 

まずは洪水により強いキャンプサイトの復旧。災害時もすぐに牽引し避難させることができるトレーラーハウス宿泊エリアの強化、そして強固なコミュニティづくりを通じて、災害に強いキャンプ場として復活したいと思います。

 

 

<皆さまからのご支援の使いみち>

①キャンプサイト復旧費:

重機レンタル費/燃料費/オペレーター依頼費

 

②トレーラーハウスエリアの設備強化費:

エリアサイト整備費/施設準備費

 

*このプロジェクトはAll or Nothing形式のため、目標金額を達成できなかったら皆さまからのご支援を受け取ることができず、ご返金となります。

*2021年12月末までにいただいたご支援でキャンプサイトの復旧を行ったことを以ってプロジェクト完了とします。

 

 

今後も野呂ロッジを守り続け 皆さまのお越しをお待ちしております

 

野呂ロッジに来た人からよく言われる言葉です。

 

「ずっとこの雰囲気のままでいてね、おじさん。」

 

お客様に言われた言葉です。 子供の頃家族で来たことがあったようですが、今回はその方のお子さんを連れてご来場されました。野呂ロッジには先代からの長い歴史があるので三世代がご来場されるということがよくあります。

 

「ふるさとに帰ってきたようだ……」

 

野呂ロッジの建物は、私の子供時代にまわりにころがっていた材料で作ったそうですが、改修を重ねても雰囲気を大切に残しているので、よく言われます。

 

「こんな良い景色、なかなか無いね」

 

国道から脇道に入り、くねくねした道を下っていくと目の前にでてくるのが野呂ロッジ。野呂ロッジの前にはフィリピン海プレートが隆起してできたという大きな岩が立ちはだかります。初めてきた人も何度も来た人も、この景色には圧倒されます。

 

 

私たちは、一昨年の台風19号そして今回の8月豪雨と、続けて被害を負いました。そして今後も、またこのようなことがないとは言い切れません。

 

しかし、先代からの長い歴史の中で多くのファンに支えられている野呂ロッジは、私たちが次世代の担い手へバトンタッチするまで、ずっとずっと皆さんの笑顔と繋がりを大切にしたいという強い意志を持ち、守り続けねばならない大切な環境です。

 

みなさまからいただく温かいお言葉を大事にしながら、元あった状態にしっかり戻す。そして、それ以上によりよい場所にしていきたいと思います。

 

ぜひ皆様のお力添えを、心よりお願いいたします。

 

 

この取り組みにご賛同いただいている方々

 

中野 浩也さん

(株式会社QBIT Robotics  代表取締役社長)

8月14日から15日の豪雨により、私が長年お世話になっている野呂ロッジキャンプ場が再び大きな被害を受けてしまいました。今回の豪雨により九州地方を中心に大きな被害がありました。先ずは被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げます。

 

再びとは、2019年の台風19号の被害が思い起こされたからです。この時もキャンプ場の土地の殆どを濁流に削り取られてしまい目を覆うばかりの状況をオーナーとスタッフ、ボランティアの方々の大変な汗と努力で復旧したのを見てきているだけに、今回の豪雨被害は言葉もありません。

 

私と青野原野呂ロッジキャンプ場とのかかわりは、今のようなアウトドアブームと呼ばれる時代よりもずっと昔の話です。数十年キャンプを趣味としており、それこそ真冬だろうと通年であちこちのキャンプ場に通っておりました。青野原は家から近いこともあり数多く通っている場所ですが、ふとしたきっかけで野呂ロッジにお世話になりました。


ブーム前の真冬は数組の物好きがいるくらいで静かなキャンプ場でした。ある冬の夜にオーナーとスタッフで各サイトを車で回り熱々の鍋を振る舞ってくれたのは良い思い出です。いつしか利用者同士でも顔見知りができ、会えば挨拶をする仲に。コロナ前ですが夜になればキャンプ場の受付のテーブルに集まり楽しい話や酒盛り。それは、オーナーを始めスタッフの方々の思いや人となりがなせるものと感じています。


私も多くのキャンプ場を利用してきましたが、野呂ロッジは単に施設としての価値以上の体験をくれるキャンプ場なのです。

 

以前であれば、今回のような取り組みの選択肢はありませんでしたが、今はネットのつながりで思いを届けることもできます。今回多くの人の力を借りて、またいつもの野呂ロッジが戻ってくることを祈るとともに期待しています。

 

 

三沢真実さん・三宅香菜子さん・内舘綾子さん

(CAMMOC(キャンモック)  クリエイターズユニット)

CAMMOCを立ち上げた当初から大変お世話になっているキャンプ場です。


災害被害は想像以上に深刻で、かつてテントを張っていた場所は全て水没。管理棟近くにあったCAMMOCのサインを書いた大きな石も流されてしまったと伺い、胸が締め付けられました。
 

どんなにキャンプ慣れをしていても自然の猛威には抗えません。それでもキャンプ場が私たちの安全をしっかりと考えて設備を整えてくれるからこそ、安心してキャンプを楽しむことができます。
 

再び災害が起きないよう、災害に負けないよう、復活を目指す野呂ロッジさんの力強さに感銘を受けました。野呂ロッジさんでしか味わえない大自然の中で、またみんなとキャンプが出来るよう、全力で応援させていただきます!

 

 

大西洋さん・兼康希望さん

(Sauna Camp.代表)

テントサウナが世間に知られる前から、ずっとお世話になっているフィールドです。

 

「そちらでサウナをやらせて欲しいんです」と恐る恐る相談した時、ボスに「楽しそうだね」と言って頂けたこと、今でも感謝の念に堪えません。新しいカルチャーを受け入れてくれる野呂ロッジの方々が、本当に大好きです。キャンパーとしても、サウナ愛好家としても、絶対に失いたくない場所です。

 

プロジェクトをご覧の皆さん。野呂ロッジでサウナから清流ダイブする素晴らしさは、一度味わえばやみつきです。この素晴らしい“水風呂”のあるキャンプ場を、一緒に守っていきましょう。いつか全面貸切でサウナフェスをやってみたいなぁ、どうでしょう、ボス!

 

 

木村充慶さん

(一般社団法人 FUKKO  DESIGN 理事)

一昨年の台風19号で被災されたとき、ボランティアのイベントをやらせてもらったことがきっかけで知り合いました。


「どうしようもないでしょ?笑」
何かお手伝いできないか相談したときのオーナーの野呂さんの返答です。

当然です。広大なエリアにとんでもない量の石が散らばってしまい人の手での復旧は到底無理。重機を使うにしても、大小様々な石があって特殊な能力がないとできません。

 

野呂さんとマネージャーの綾子さんはいつでも笑顔を絶やさないので、この時もニコニコ対応してくださっていましたが、大変なことが言葉の端々から伝わりました。

 

被害の深刻さはもちろん、お二人の人柄にふれ、私も何かできないかという(厚かましい)思いがメラメラと燃えたぎり、ボランティアのイベントを行わせていただきました。たくさんの協力者も来てくださり、イベント自体はとても盛り上がりました。

 

ただ、それだけでキャンプ場の復旧は終わりません。野呂さんは重機を使って1人でキャンプサイトをなおすという途方もない作業をしていました。ようやくキャンプサイトが落ち着いたと思ったら、それだけに飽き足らず、今後の災害にも備えようとトレーラーハウスを改造してバンガローを作り始めました。とんでもないエネルギーです。

 

災害後も何度か大雨で増水することはあったのですが、それほどの被害はなかったので、これならもう大丈夫だろうと私も思っていました。そう信じていた矢先の今回の被害でした。

 

被害直後、綾子さんから被害の状況を送ってくださった際に、一昨年みた風景と同じ景色がありました。正直なんと声をかけようか悩みました。

 

しかし、次の日被害のあった場所で野呂さんやスタッフのみんなで笑いながら天を仰いでいる動画が送られてきました。
「お手上げ〜笑」
絶望的な被害にもめげず、笑顔で乗り越えようとする様子を見て、大きな被害があっても「いつもの野呂さんとあやこさんだ」と思いました。

 

前回の災害から2年も経たないうちに再び被害が起きるだけで普通なら絶望です。それだけでなく、災害も頻発しており、また災害が来るかもしれない。そのような状況でも、野呂ロッジのみなさんはきっと不死身です。仮にまた何かあってもまた笑顔で乗り越えてくれます。

 

野呂ロッジにはたくさんの仲間がいます。微力な私だけでなく、すでに多くのファンがたくさんいるので、仮にまた何かあっても、多くの仲間がきっとまた協力して復活できます。しかもより良く。

 

ぜひ応援してもらえればと思います。

 

芳美リンさん

(モデル/リポーター)

野呂ロッジさんはプライベートでキャンプに行ったのがスタートです!行きやすい距離感、綺麗な川、親切なボスやスタッフさんたちに惹かれ、その後何度も訪れ仲良くしてもらっています。常連さんも皆様親切で、暖かく、私にとってはホームのようなキャンプ場です。


大好きな景色が大雨の被害に再び合い、野呂ロッジの皆様の気持ちを考えると、すごくショックです。と同時に、逆境でも前向きに進む姿を見て、私の方が励まされています。微力ながら、お手伝いさせていただけると嬉しいです。


野呂ロッジファンの皆の力で一日も早く復興し、また素敵な景色を家族で見られるのを楽しみにしています。来年は川で思いっきり遊びたい!


パワーアップした野呂ロッジに行くのが楽しみですね!皆の野呂ロッジを再び!

 

 

山田昌治さん

(YU-Mエンターテインメント株式会社 代表取締役)

昨年、2月22日「野呂ロッジ大発汗」と銘打って弊社に所属するアイドルグループアップアップガールズ(2)のイベントを行わせて頂きました。

 

このイベントをするキッカケも、2019年の大雨被害を受けての事でした。大変な状況でも前を向かれている野呂ロッジの皆さんの気持ちに勇気を頂きました。
 

その後も何か一緒にやりましょうねと話をしておりましたが、コロナ禍が続いております。いつも明るく元気なSNSでの発信をみて私も元気を頂いておりました。

 

その様な中で今回の大雨被害。それでも、前を向き新たなチャレンジをする野呂ロッジ!!!もう尊敬しか無いし応援するしか無いし、むしろそのバイタリティ分けてもらってパワーを頂きたいです!!

 

またアイドルを連れて、キャンプに行きます!

https://youtu.be/JYJ9ecCwgrE

https://youtu.be/LLBmahXfaQQ

 


●支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合がございます。あらかじめご承知おきください。

●本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、こちらのページの「支援契約」にある「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。

プロジェクト実行責任者:
野呂 正人
プロジェクト実施完了日:
2021年12月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

誰が何をするのか:実行者である野呂ロッジオーナー「野呂正人」が、キャンプサイトの復旧を行う 資金の使途:重機準備費、重機燃料費、キャンプサイト、人件費

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
差額なし(記載した使途を総額に応じて調整し実施する)

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リターン

5,000


alt

お気持ちコース

・気持ちを込めて、お礼のメール
・野呂ロッジのHPにお名前を掲載(希望制)

申込数
100
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年12月

10,000


alt

リターン不要な方へ|応援コース 1万円

・気持ちを込めて、お礼のメール
・活動報告書(PDFデータ)

・野呂ロッジのHPにお名前を掲載(希望制)
・野呂ロッジ場内にお名前掲載(希望制)

申込数
64
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年12月

5,000


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お気持ちコース

・気持ちを込めて、お礼のメール
・野呂ロッジのHPにお名前を掲載(希望制)

申込数
100
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年12月

10,000


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リターン不要な方へ|応援コース 1万円

・気持ちを込めて、お礼のメール
・活動報告書(PDFデータ)

・野呂ロッジのHPにお名前を掲載(希望制)
・野呂ロッジ場内にお名前掲載(希望制)

申込数
64
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年12月
1 ~ 1/ 15

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