応援メッセージ Vol.1 　河野孝典　様

野沢温泉に生まれ育っていなかったら、今の私はいないでしょう。

私事になりますが、5歳でスキーを始め、小学校4年生からジャンプを、そして中学生からノルディック複合を始めました。野沢温泉村には、すべてのスキー種目を始めるための恵まれた環境が整備され、夏・冬問わずコーチの方々からご指導をしていただいていました。

私の選手時代は、このような環境が地元に整っており、多くのサポートをいただき、選手生活を全うすることができました。また、その環境と育成システムが今日でも野沢温泉に残されています。私が選手生活を送っていた中で、一番の転機とのなったのが2回のノルウェーでのホームステイ生活です。留学中、英語もできないスキーも上手くない、日本から来た無名の選手を温かく受け入れ、日々の生活を通じて、スキーのトレーニングを行うことができました。

この経験が元となり、引退後、2年半に渡るドイツ留学を送ることになりました。これらの海外での武者修行は野沢温泉出身者として私が初めてではなく、杉山進さん、佐藤和男さん、片桐幹雄さんといった野沢温泉出身の先輩方が道しるべを作ってくださっていたからでもあります。環境整備と機会提供をしてくださった野沢温泉の先輩方、指導者の方々、ともに遊び・お互いを高め合った仲間(先輩・同期・後輩)、応援してくださった方々に対して感謝しかありません。

野沢温泉スキークラブは2023年12月に創立100周年を迎えます。これは野沢温泉スキークラブにとって次の100年に向けたスタートであり、新たなチャレンジの始まりです。今の私に何ができるのか？

それは次の100年に向けた野沢温泉スキークラブの活動をより応援し、次の世代を担う人材育成をサポートすることです。

私と一緒に、これからも野沢温泉スキークラブから世界を目指す人材を支援していただけますと幸いです。

河野孝典