応援メッセージ　Vol.7　湯浅直樹　様

私が大学院でスキーの歴史の勉強をしていた時、普段何気なくレースや練習、イベントなどに参加するために来ていた野沢温泉スキー場の偉大さと歴史深さを知り、とても驚きました。
野沢温泉スキー場が100年という長い時間をかけて今日まで果たしてきた役割は、一般スキーの普及・発展はもちろんのこと、競技スキーにおいてもその裾野を広げ、競争力を高めるために重要な競技会や強化合宿開催の受け入れなどを行い、スキー界発展を先導して来られました。

私もその恩恵を受けた1人で、30年間の現役生活で数え切れないほどお世話になりましたし、これからも何度でも訪れたいと思える心温まる場所のひとつです。

そんな中、野沢温泉さんが今回新たな取り組みとして始めた、スノーアスリートの為のクラウドファンディング。
私がアルペンスキー世界最高峰の大会であるW杯を転戦してきた中で、強豪国といわれる国々の活動内容を垣間見る機会が多々ありました。
彼らは質の高いトレーニング環境を整え、ジュニア期からその良質な環境下で練習を継続的に行っており、同等の練習を日本人が行うためには、一定の活動費が必要となります。
今回のクラウドファンディングにおいても、このシステムを最大限に利用して、選手たちのために良質な練習環境を整え、世界で活躍できる日本人アスリートを継続的に排出する為のモデルケースとなるべく、必ず成功してほしいと願っていますし、微力ではありますが、私自身もこのプロジェクトを応援し支えて行きたいと思います。