築100年の廃業旅館！復興プロジェクト（2021年10月20開業）

▼自己紹介

埼玉県比企郡小川町駅前　ギャラリーレストラン「エシカル」という自然食レストランを経営しています鈴木こうと申します。

生まれは韓国で、日本に来て２２年が経ちます。

ギャラリーレストランエシカルを開業して３年１０ヵ月ですが

小川町の老舗割烹旅館「二葉楼」に勤めはじめてからの小川町とのご縁は１０年になります。

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

「歴史あるこの新井屋旅館をリメイクし新たな命を吹き込むことで、小川町の町おこしに貢献したい」

 

江戸時代、小川町は宿場町として栄え、六斎市も開かれてきた歴史もあり、この地域における商業の中心地でした。現在、小川町駅南側市街地には、その面影を残す町屋洋館、蔵など良質な建物が現存し、「和紙のふるさと・商都小川町」として、平成29 年に「埼玉県歴史のみち景観モデル地区」に選定されています。このほかにも、「ユネスコ無形文化財・細川紙」を生む和紙の里、自然を満喫できるハイキングコースなど、たくさんの観光名所があります。

 

小川駅前通りには、明治大正期以降に建てられた街並みが残っていますが、残念ながら賑わいのある街並みとは言えないのが現状です。小川町には、たくさんの自然があり、アウトドア、ハイキング、ポタリング、有機農業体験などのアクティビティに多くの方が訪れています。そんな方々から「小川は駅前に泊まれる場所がないんですね」「汗を流せるシャワー施設があったらいいのに」などの声をよく伺います。

そんな中で、以前から気になっていた1軒の旅館があります。平成26年に廃業後、そのままになっていた新井屋旅館です。昭和元年（1926年）に建てられたというこの旅館、きっと多くのお客様で賑わっていた時代があった事でしょう。建物内には、どっしりとした梁。部屋の随所には繊細な細工が施されています。「もう一度、この旅館に命を吹き込みたい。」そんな思いから、家主の方とお話しをさせていただいたところ、「小川町の町おこしになるのであれば」と、譲っていただくことができました。この旅館をリメイクし新な命を吹き込むことで、かつて宿場町として栄えた小川町のような、活気ある地域づくりに貢献したいと思い、このプロジェクトを立ち上げました。

 

▼プロジェクトの内容

＜改修場所＞

埼玉県比企郡小川町大塚宿４６－１

部屋数8部屋（定員22名）

 

＜目標金額＞

12,000,000円

10万円のリターンをご支援をいただいた方には、建物にお名前を刻ませていただきます。

 

本クラウドファンディングで実施するプロジェクトでは、履行のために旅館業法の許可が必要となります。今後、許可申請に向けた建築確認申請、完了検査等を経て本プロジェクト完了である2021年10月20日までに許可取得の予定です。（2021年2月20日現在）

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

リノベーションは、プロジェクトに賛同していただいた、株式会社 DIG DESIGN設計士である代表取締役 嶌 陽一郎さんが担当してくださることになりました。約100年、この場所で息づいていた建物です。現状あるものを最大限活かし、これからの100年に繋がる内装に仕上げる予定です。

内装工事の進捗は、随時お知らせいたします。皆様のご協力をお願い申し上げます。

 

【協力者】

設計監理　嶌 陽一郎氏 一級建築士　登録番号第333417号

建築　　　スターホーム株式会社　星 武司氏

電気設備　株式会社エイデン　奥山 英紀氏  

 

【プロジェクト終了要項】

●オープン完了予定日    
2021/10/20

●建築・改修場所    
埼玉県比企郡小川町大字大塚46-1

●建築・改修後の用途    
観光用、ビジネス用旅館として利用