【37日目】大楠を守るために今できることを！

大市八幡神社の杜には、本殿横の楠をはじめ、おそらく大楠の種から育ったであろう楠が何本も立っています。この度、残念ながらそのうちの一本、北端に立つ楠を切り倒すこととなりました。苦渋の決断でしたが、明日から切り倒す作業に入ります。

以前から樹皮が剥がれ、葉も他の楠と比べて見るからに少なく、幹を叩くと乾いた音がするため、枯れているのではないかと心配していました。専門家によると、既に１割も生きておらず、倒木の恐れがあるとのことで、切り倒さざるを得ない状況です。

大楠をはじめ、大市八幡神社の杜を取り巻く状況は、近隣の宅地開発が急激に進むなど、ここ数十年で大きく変化しています。その環境の変化が直接的な原因かは分かりませんが、「大市の大楠」も、近年、落枝が目立つようになりました。
シンボルである大楠を、今の雄大な姿のまま、次の100年に繋げていくためには、我々が今できることをしなければならないと改めて想いを強くしました。

本プロジェクト達成の際には、樹勢回復のための樹木診断・剪定作業を行う予定です。大市の大楠を次の100年に繋げるため、今できること、そして、今しなければならないことだと考えています。

プロジェクト終了まで、今日であと２週間と残された時間は限られてきました。今回、多くの皆様からご支援・また温かい励ましのお言葉に支えられ、あともう一歩というところまで来ました。皆様から寄せていただいていた想いも含めて未来へと届けていけるよう、最後まで頑張ってまいりますので、引き続きご支援・ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。