織物参考館“紫”|子どもたちに織物の魅力を伝えたい。改修にご支援を
織物参考館“紫”|子どもたちに織物の魅力を伝えたい。改修にご支援を

支援総額

4,071,000

目標金額 3,000,000円

支援者
141人
募集終了日
2022年1月31日

    https://readyfor.jp/projects/orimono_yukari?sns_share_token=&utm_source=pj_share_url&utm_medium=social
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note
2021年12月13日 10:54

● カイコものがたり

 ~カイコものがたり~

 

 お蚕様は本当に不思議な生き物だ。

 あれほど綺麗な生糸を作る事が出来るのに、人間が世話を焼きすぎていつからか、自ら餌を取る事も、生殖をすることも、成体になっても移動する事も出来ない、もちろん羽根を動かしても全く飛ぶことも出来ない。

 数千年に渡って全ての面倒事を人間がお世話するのだから、自ら生きる本能を失ってしまうのも頷けるが、それでも不思議な生き物である。

 生糸を吐く事以外に全ての機能を失ってしまったかに見えたお蚕様が、本当は人間様をこんな風に見ていたのではないかというお話しです。

 (創作のお話しなので、突っ込みどころは適当に流してもらえると助かります)

 

 お蚕、彼ら、彼女らはDNAを共有し、一つの集合体であり、個はあるようなないような、不思議な生態をしている。

 眼も見えているのか、いないのか、食べ物の好き嫌いは、個体ごとのやり取りは、病気に対する抗体も殆ど持たないので、不潔な環境であれば、全滅する事も珍しく無い。

 数ミリほどの卵から生まれて、ムシャムシャと葉っぱをひたすら食べて、数週間、体積が数百倍に膨れ上がったある日、頭をグイッともたげて何か物憂げに固まる・・・

 生糸を吐く準備が出来た証、繭を綺麗に丸く作れるように、まぶしという四角い枠に収まるときが来たようだ。

 まるで子供でも産むかのように苦しみながら、生糸の先端を必死にまぶしの壁面にびたっとくっつける。

 この生糸をうまく引き出せなければ、体に溜まった生糸の成分によって自らを溶かしてしまう運命だ、本能を殆ど失った生き物であってもこの時ばかりは決死の覚悟だ。

 うまく糸の端を固定できた物から、首を八の字に振り糸を引き出していく、モスラのように、糸を飛ばすのではなく、コンセントを差したコードリールのように引き出していく感じだ。

リターン

3,000


A|入館チケットコース

A|入館チケットコース

●織物参考館“紫” 入館チケット(1枚/有効期限:発行から1年間)
●お礼メール
●ホームページにお名前掲載(希望制)

申込数
27
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年3月

10,000


B|織物カレンダーコース

B|織物カレンダーコース

●2022年織物カレンダー ※
●お礼メール
●ホームページにお名前掲載(希望制)
●織物参考館“紫” 入館チケット(1枚/有効期限:発行から1年間)

※どの柄が届くかはお楽しみです。画像はイメージです。

申込数
8
在庫数
292
発送完了予定月
2022年2月

3,000


A|入館チケットコース

A|入館チケットコース

●織物参考館“紫” 入館チケット(1枚/有効期限:発行から1年間)
●お礼メール
●ホームページにお名前掲載(希望制)

申込数
27
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年3月

10,000


B|織物カレンダーコース

B|織物カレンダーコース

●2022年織物カレンダー ※
●お礼メール
●ホームページにお名前掲載(希望制)
●織物参考館“紫” 入館チケット(1枚/有効期限:発行から1年間)

※どの柄が届くかはお楽しみです。画像はイメージです。

申込数
8
在庫数
292
発送完了予定月
2022年2月
1 ~ 1/ 15


最近見たプロジェクト

もっと見る

あなたにおすすめのプロジェクト

注目のプロジェクト

もっと見る

新着のプロジェクト

もっと見る