
支援総額
目標金額 5,000,000円
- 支援者
- 806人
- 募集終了日
- 2020年6月16日
記者会見開催レポート(映画監督:周防正行からのメッセージ)
クラウドファンディング開始から1週間が経過し、こんなにも多くの方々から支援をいただいていること、プロジェクトに関わるメンバー一同とても勇気づけられます。本当にありがとうございます。
先日3月24日、4度目の再審請求を前にクラウドファンディング開始についての記者会見を行いました。その際の模様や、実行者・周防正行から報道陣のみなさまにお伝えした内容をご報告します。

取材を通じて、感じてきた刑事裁判の違和感。
2002年に東京高裁で痴漢事件の逆転無罪がありました。この記事を読み、それまで自分が考えていた刑事裁判と現実のあり方というのはどうも違うのではないかと違和感を覚えたのが、刑事裁判について取材を始めたきっかけです。
そして制作したのが映画「それでもボクはやってない」ですが、公開後は、いろいろな形のシンポジウムに参加して、発言をするようになりました。
それは映画監督として、というより、日本で生きる1人の人間としてきちんと「一市民にはこういう風に見えるんだ」ということを伝えていくことが、これからの刑事裁判をよくしていく上で必要なことじゃないかと思ったからです。
法制審議会の議論で、再審についてのルールが先送りにされてしまった。
2011年からは法制審議会の委員を3年やらせていただきで、取り調べの可視化をはじめとする様々なテーマについて議論しました。
その中で僕が主張したことの1つに「再審についてのルール」、すなわち法律を作るというものがありました。
戦後たくさんの司法改革が行われてきたにもかかわらず、再審に関しては請求する方もされる方もお互いに何の決まりもない中で行われている。そのことについて、裁判官の委員は、「各裁判体で努力していますから」と裁判官に任せてほしいと言うのです。
でもそんな馬鹿なことがあるでしょうか。再審についてのルールがなければ、各裁判体で進行に違いが出ると強く主張しましたが、結局それは先送りされてしまった。
そんな苦しい状況の中で、大崎事件第3次再審請求がありました。
大崎事件については、2003年に刑事裁判の取材を始めた頃から存在は知っていました。その時点では、数ある冤罪事件の1つという認識だったのですが、九州弁護士連合会のシンポジウムに参加した際、鴨志田先生といろいろお話をする中で、深く知るようになった事件でした。

右が鴨志田祐美先生です。
実は第3次請求を申し出る時に私も立ち会いました。原口アヤ子さんにも初めてお会いし、その後の裁判の経過も見てきました。そして弁護団の苦労や法制審議会で知った再審に対する冷たい空気も知った中で、ようやく大崎事件は地裁、高裁と、再審開始決定が出たわけです。
それを昨年最高裁がひっくり返してしまった。大変なショックでした。
弁護団の苦労を知っていますし、なんとも言えない気分になりました。
裁判所というのは「人権を守る最後の砦」だと、僕は若い頃そう教わりました。しかしながら現実は、少なくとも大崎事件に関しては、最高裁が人権を踏みにじる最後の関所だった。本当に辛い現実でした。
パブリシティの一環としてのクラウドファンディング。
最高裁の棄却があって途方に暮れていましたが、弁護団の立ち直りが非常に早くて、すぐ4回目の再審請求をする、という話を聞きました。
しかしながらこれは大崎事件のみならず刑事事件に関わるあらゆる弁護士さんが抱えている問題だと思うんですけど、とにかく弁護団に資金がないんです。刑事事件に関してはほとんど手弁当で弁護をせざるを得ない。
そんな中、第4次再審請求で、大崎事件弁護団に十分な活動をしてもらうために資金をどうやって集めようかと考えていたところにクラウドファンディングをするというアイディアをいただきました。

クラウドファンディングのいいところは、ただ資金調達だけではなくて、パブリシティ、つまり一般市民に広く事件を知ってもらうための1つのツールになるところです。
現行の刑事裁判、特に再審制度はほとんど理解されていないと思います。
しかしながら今回のクラウドファンディングを通じて、少しでも再審の現状を多くの人に知ってもらうことで、これからの刑事司法制度をどういう形にしていくか……特に再審についての法律を作るなんて当たり前のことを、なぜ早急にやらないのか、ということも含めて共感して理解していただきたいと思っています。
- - - - - - - -
第4次再審請求の申し立ては、3月30日に行われました。これから年単位での戦いが続きます。
その支えとなるのが今回のクラウドファンディングです。まずは達成に向け、どうか引き続きの応援をお願いいたします。

リターン
3,000円
■心からのお礼のメール
■活動報告メール
- 申込数
- 304
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年12月
5,000円
■心からのお礼のメール
■活動報告メール
- 申込数
- 147
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年12月
3,000円
■心からのお礼のメール
■活動報告メール
- 申込数
- 304
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年12月
5,000円
■心からのお礼のメール
■活動報告メール
- 申込数
- 147
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年12月

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