当館理事長より　ご寄付の活用状況と近況のご報告

 

当館理事長より、ご支援者の皆様へご寄付の活用状況報告をさせていただきます。

※ご寄付の活用報告の詳細については当館HPの「大谷美術館 ご寄付の活用状況・活動報告」で随時更新いたします。

【https://otanimuseum-kifu.blogspot.com/】

 

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昨年のクラウドファンディングでは、多くのご支援をいただき誠に有難うございました。

 

旧古河庭園内にございます古河邸大谷美術館は、庭園が本年1/11から感染拡大防止のための休園となったことに伴い、

現在再び長期の休館となっております。

先行きの見えない中、昨年いただきました温かいお言葉、ご支援のお気持ちを思い出しながら、日々の文化財管理や見学会等の準備をしております。

 

ここで皆様のご支援のおかげで、実施できました事業や近況のご報告をさせていただきます。

 

2021年は6月から開館することができました。

7/17には洋館の設計者ジョサイア・コンドルの建築物を管理する団体が一同に会するコンドル・サミットに参加、発表。

 

10月の秋バラの時期には賑わいを取り戻し、多いときには1日500人のお客様をお迎えしました。

 

館内一階の各部屋には案内板を新しくし、見どころガイド、QRコードによる日英音声ガイドも追加しました。

 

 

茶室では500円の一保堂の抹茶とお干菓子セットが人気で、茶室からの紅葉はNHK「おはよう日本」で生中継されました。当館スタッフは早朝3：00入で対応に当たりましたが、多くの方に知って頂ける機会は逃さずに（！）という意気込みで臨みました。

 

1月10日の成人式には北区の行事として、式典を終えた新成人が洋館内で写真を撮れるという催しが行われ、北区の用意したタクシーに分散して旧古河庭園に訪れる振袖姿の若者の姿はテレビ朝日報道ステーションで大きく採り上げられるなど、反響を呼びました。

 

北区との連携はこの他、北区区民大学の講座として、大谷美術館副館長・建築アドヴァイザーによる「コンドル博士に見る東西文化交流」と題した3回シリーズの講座を見学ツアーとともに行いました。

 

その後は１月に行われる「ジョサイア・コンドル展」の準備を行っておりましたが、急遽、都立庭園の休園が発表され、休館となり延期対応に追われました。

 

上野動物園や都立9庭園は一斉休園となり、誠に残念に思っておりますが、コロナウイルス感染症の収束を祈るばかりです。

 

皆様からいただきましたご寄付により、上記の活動のほか、温水器取替・茶室周り樹木剪定・茶室門と四ツ目垣も新しくなりました。また、銅御殿はご寄付返礼のプライベートツアーのほか、東京文化財ウィークで、大門の解説動画を作成・公開いたしました。

 

重ねて心より御礼を申し上げるとともに、今後とも私どもの活動にご理解ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

（公財）大谷美術館　代表理事　大谷光陽子

 

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