UNRWA保健局長清田明宏先生とラナさんからのメッセージ！

　UNRWA（国連パレスチナ難民救済事業機関）保健局長　清田明宏先生が、ラナさんからのメッセージと合わせて、この活動を応援してくださいました。

アンマンからオンラインで報告される清田先生（Zoom録画スクリーンショット）

　10月9日(土)に「平和について学び・考えるフォーラム」コロナ禍の紛争地では何が起きているのか―パレスチナの人々の生活を通して考える―（主催：板橋区教育委員会、共催：日本国際ボランティアセンター（JVC）、協力：パレスチナ学生基金、清泉女子大学ラファエラ・マリアセンター ）が開催されました。

　第4部『パレスチナの人々の生活と新型コロナウイルス』に登壇された清田先生は、「日本の私たちにできること」として、クラウドファンディングを通した支援について紹介、特に、ラナさんのような優秀な学生が勉強できることの重要性を強調されました。

　清田先生はSNSを通じてラナさんと直接連絡を取られたことがあり、ラナさんの言葉を伝えてくださいました。

清田先生のスライドより

　ラナさんは、「たくさんの人々を助けたい」「生活を変えたい」という思いで医師になろうと思いました。

　「私の人生は人間らしい生活ではありませんでした」「私は人生の早い時期に、世界のなかでかけがえのない存在である母を助けるために成長しなければならないことに気づきました。私たちは家さえ持っておらず、落ち着きを感じたことなどないのです」といった状況なので、生活・人生を変えたいと思ったのです。

　パレスチナ学生基金へ「（支えてくださる）すべてのみなさまに感謝したいです。私は支えてくださるみなさまに感謝し、感謝の気持ちを表すためにできることをしたいと思っています「（奨学金なしでは）私たちの財政状況では大学に行くことなど確実にできませんでした」との思いを伝えてくれました。

　清田先生のスライドより（Zoom録画スクリーンショット）

　清田先生、ありがとうございました。

　ラナさんの思いに応えて、彼女が医師になれる日まで支え続けていきたという思いを新たにしました。

日本の会場と現地を結びZoomで参加もできるハイブリッド方式で開催