今回の肥育場で過ごしていた多くの子達

前回の投稿にも書きましたが、今回はいつもより多くの馬達が肥育場にいました。
その分、保護することができなかった馬達が多くいたことになります。
数の問題ではないのは理解しているつもりですが、いつも以上に色々な思いが巡りました。
そして、親子らしき馬が同じ馬房にいたことも驚きました。
さすがに社長に聞く勇気もなかったので聞きませんでしたが、広い馬房で仲良くエサを食べながら子馬が大きな馬とずっと一緒に行動している姿はとても微笑ましかったです。
それと同時に「なぜここに来ることになったのだろうか?　一緒にこの世を去ることになってしまうのだろうか？　別々になるのだろうか？　工場に連れて行かれた時はどんな気持ちになるのだろうか?　どんな最後を迎えてしまうのだろうか・・・」など、色々なことを考えてしまいました・・・

しかし、すべての馬を助けることはできませんし、１頭保護するのも大変な保護活動の世界において、今回だけで４頭も保護できたのは本当に多くの方々のご協力によるものです。
それを「もっと助けたい！」と言うことは支援をしていただいた方々に対して失礼なことなのではないか、と最近は思うようになりました。
本来、肥育場という存在は表に出ることはありませんし、ここの社長だからこそ協力をしてくださりました。
そこに支援者様や野口学長の賛同もあったからこそ、肥育場という本当に最後の場所に連れて来られた15頭の馬にセカンドキャリアへと繋がる道を用意することができました。
多くの方々のおかげで１頭でも保護できたことに感謝し、保護することができなかった子達の分まで保護できた子達には幸せに生きてもらえるように、みんなで協力しながら頑張っていこうと思います。

馬達のために精一杯活動を続けて参りますので、今後ともよろしくお願い致します。