
支援総額
目標金額 800,000円
- 支援者
- 120人
- 募集終了日
- 2020年11月30日
物語の象徴
ひとつのミュージカル制作に4・5年かかるということを書きましたが、テーマから取材を初めていますが、実際の台本にかかるのは本番の5か月前なのです。もっと早く書けばいいじゃないかと思われると思いますが、実は取材をしてそれをかなり長い間寝かせています。
中島みゆきさんの歌「糸」に、「縦の糸はあなた 横の糸は私 織りなす布は いつか誰かを 暖めうるかもしれない」という歌詞がありますが、横糸となるストーリーを決めてしまうと、登場人物がそれに従って動くロボットになり、横糸をまとめる縦糸がないとバラバラ、スカスカになってしまいます。
そこで重要なのが縦糸として物語全体を表現する象徴が必要となります。この象徴、シンボリックなものを獲得する瞬間が大切なのです。それがいつ現れるのか分かりませんが、4・5年かかる理由です。
例えば、ミュージカル「セルロイドの樹の下で」では、象徴はクスノキでした。物語は戦争を回避しようと日米が人形を交換するお話で、クスノキの前で撮った一枚の写真が物語のキーワードとなっています。昔の写真のセルロイドフィルムはクスノキの樹液から取ります。また人形は歌「青い眼の人形」の歌詞にあるようにセルロイドで作られていました。そしてクスノキの葉は、現像された写真の象徴。風によって舞い降りる葉は、折り重なって層を成します。一枚一枚の葉が象徴する写真が歴史を表し、歴史とはその瞬間瞬間の積み重なりであるということを表現します。クスノキが全体の縦糸となって場を形成するのです。現実の日米親善人形の交換の事実をなぞるだけではドラマにはなりません。
次は登場人物のキャラクターづくり、そこまでいくと、キャラクターが勝手にしゃべりだすので、それを書き留める感じです。二週間ぐらいで書きます。
今回の「海色のインクに恋して」の象徴は万年筆。特にそのインク、ブルーブラックインクです。それは特攻隊員が出撃した海の色であり、亡くなった海の色。ブルーブラックインクが、決して消えることのないインクであることから、忘れてはならない、消すことのできない歴史を象徴しています。
台本を読んでいただいたセーラー万年筆の木村工場長さんから「遺書という手書きのものが、いつまでも思いを伝え続けられるように、ブルーブラックの永久筆跡と使い捨ての筆記具と違う万年筆が上手く脇役として参加させてもらっているなぁと感じました」というお返事をいただきました。
この作品の象徴である万年筆。ミュージカルご鑑賞後は、使ってみたくなるのではないかと思っています。
舞台上で使う遺書を書いてもらうために貸していた万年筆が返ってきました。

リターン
3,000円
お気持ちコース
■お礼の手紙
- 申込数
- 30
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年3月
5,000円
【参加して応援!】公演ペアチケット1枚(12月)
■レクザム公演ペアチケット1枚 12月に発送します。
・日時:2020年12月27日(日曜日)
・場所:レクザムホール大ホール(香川県県民ホール)
■お礼の手紙
- 申込数
- 30
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年12月
3,000円
お気持ちコース
■お礼の手紙
- 申込数
- 30
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年3月
5,000円
【参加して応援!】公演ペアチケット1枚(12月)
■レクザム公演ペアチケット1枚 12月に発送します。
・日時:2020年12月27日(日曜日)
・場所:レクザムホール大ホール(香川県県民ホール)
■お礼の手紙
- 申込数
- 30
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年12月

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