レラの母「タマ」が10歳の誕生日を迎えました。

皆さま

 

プロジェクトリーダーの田中です。

まだまだ肌寒い日が多く、今年は桜の開花も遅れていますね。

 

さて、昨日3月26日、レラの母のタマが10歳を迎えました。

 

タマは姉弟犬のナヌックと一緒に、1歳の時にアメリカの Wind River Bear Institute から来てくれました。

 

左からピッキオ大嶋、ナヌック、WRBIニルス氏、タマの母ソリダッド、田中、タマ、WRBI創設者キャリー氏

 

それから9年間。

タマとは家族よりも長い時間（仕事でも家庭でも）を共に過ごしてきました。

 

そして、タマはクマの仕事はもちろんのこと、日本初のベアドッグの母となり、立派に出産・子育てをやり遂げてくれました。

 

https://youtu.be/A7GFKEFpCWI?si=IKI2bbzqFYtw-cWu

2018年のタマの繁殖のときの映像

 

そのお陰で日本でのベアドッグが未来に繋がったのです。

 

タマは、本当に子どもの面倒をよく見る優しい母親でした。

 

そして、ちょうど1年前は 乳腺腫瘍の大手術、そして、つい半月ほど前は子宮蓄膿症や乳腺腫瘍の再発を少しでも防ぐため、レラの発情のタイミングに影響を与えない（加齢とともに年々タマの発情が早まり、レラの発情のタイミングが不安定になっていたためにそれを防ぐ）ために、避妊手術も受けました。

 

タマは、この1年間に2回も手術を受けたことになります。本当によく頑張ってます。

 

タマは我慢強く、優しく母です。現場ではクマを追い、パトロールも行い、地元の小学校にも何度も通い、多くの人々に安心と癒しを与え続けてくれました。

 

私も年をとり、もう50歳です。

タマはすでに私の年齢も超えていったところでしょう。

さらに犬はここからの衰えが早いので、しっかりケアしてあげたいと思っています。

 

とは言え、今年はレラが繁殖と出産で現場に出られない日が続くことが予想されます。

 

中高年コンビですが、まだまだ頑張らないといけません。

 

タマ、誕生日おめでとう。

まだまだ一緒にがんばろうな。

 

田中