貧困の連鎖を終わらせる。子どもたちが自分で将来を描ける社会へ
貧困の連鎖を終わらせる。子どもたちが自分で将来を描ける社会へ

支援総額

3,364,000

目標金額 3,100,000円

支援者
145人
募集終了日
2025年7月31日

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2025年07月16日 18:00

「私にだってできるんだ」誇らしい笑顔が増えていく、PLASが支援する上で大切にすること

こんにちは!PLAS海外事業マネージャーの藤原祐希です。いつもPLASにあたたかいご支援と応援をありがとうございます。

 

クラウドファンディングも残り15日で、達成率96%となりました。これまでご支援くださった皆さまに、心より感謝申し上げます。

 

PLASが動く事業地は

国際協力の団体として決して大きいとはいえない財政規模ながら「取り残された子どもたち」に支援を届けるPLAS。PLASが実施するのは「あげる」支援ではなく現地とともに「つくる」支援です。

 

 

つまり「国際協力」と聞いて思い浮かべるような、大量の食料や医療物資をチームで船や飛行機で運び、支援対象国の首都からは専用プロペラ機で迅速且つ大量に運搬し、トラックに載せてキャンプに運び込み、一度に数千人に物資を届ける、ような支援とは少し違います

 

変わりに、最も安価かつ早い飛行手段で海外事業スタッフが一人アフリカへ渡航し、現地の信頼できるパートナー団体と団体によっては10年以上をともに動き、首都からさらに国内線に乗り換え、さらにボートと車で数時間進んだ先の端も端の地域、地域の60%の人が一日1.90ドル以下(国連の定める極度の貧困ライン1日2.15ドルの更に下)で暮らす貧しい地域で動きます。

 

中でも支援を届けられる人は限られるため、小学生の複数いるひとり親家庭さらに脆弱な(ひとり親がHIV陽性者であったり、家畜保有していないなど)困窮している家庭が事業対象の家庭になります。

 

 

「自分にはできない」「なにものにもなれない」という子どもたち

プログラム内容の一つ、相談・カウンセリング支援は脆弱な環境にある家庭の子どもたちとその保護者を対象としています。

 

プログラム対象の小学校最終学年の子どもたちはだいたいが11歳から15歳ほどです。ケニアとウガンダは年齢によって学年は決まらず進級試験と学費の納付有無によって進級が決まるため年齢はまちまちです。

 

 

この歳の子どもたちは、すでに自分の家庭が大変厳しい状況にあることを理解しています。

 

父親はおらず、平均6人ほどのきょうだいがいて、定期収入のない母親がそれでもごはんを自分たちに食べさせるために炭焼きや薪集め、魚売り、ござ造り、できる限りのその日暮らしをしてくれている。そんな中、学費を払ってくれるよう母親に頼むよりも先に、子どもたちは自分の未来を諦めます

 

自分には将来なりたい職業に就ける可能性が、周りの子どもと同じぐらいあるいはそれ以上あると感じるか」という設問に肯定できた子どもはPLASのプログラム参加前わずか13.3%、さらに「いつもそう思う」と答えられた子どもはたった一人でした。

 

自分はなにものにもなれない」と答える子どももいました。

 

プログラムでは現地カウンセラーによる個別のカウンセリングモジュールと地域状況に合わせた経済的自立支援(在来野菜栽培や地鶏の養鶏など)を2年間通して行い、各家庭状況の改善と自立を目指し伴走します。

 

自分にできることが増えていく。笑顔になる瞬間が増えていく。

2年間のプログラムを通して、プログラムに参加する子どもたちと保護者は小さな成功体験を積み重ねていきます。

 

それはカウンセリングの中で「人生の中の役割の虹」をすてきでカラフルに塗れた時や農業研修で習った通りに畑エリアができた時の達成感、自分でお金を貯めて良い雌ロバを購入できた時であったり、絵本の読み聞かせを他の子どもたちに行って小さな子たちが目をキラキラさせて自分のことを見上げてきた時であったりします。

 

 

それは「自分にもできる」ことに気づき、「やりたい」と言っていい、と気づく瞬間です。

 

 

小さなことを応援しつづける

PLASの支援は一度の輸送で何千何万の人に物資を届けるものではありません。けれど、参加者ひとりひとりに寄り添い、応援しつづけます。どんなに小さなことでも、その人やその子ができたことに気づき、応援して、その人にも気づいてもらう

 

物資・金銭支援に慣れた現地の方の期待する「あげる」支援ではありません。直接お金を渡すこともありません。今は余裕がなく、自分では見えていないかもしれない彼らの可能性を知っているからこそ、自分で進路を決めて動き、自立するまでを伴走支援します。

 

 

 

小さな変化をともに喜ぶ

同じくらい大切にしているのが、小さな変化に現地パートナー団体とともに気づき、喜ぶことです。

 

FLOWERプログラム参加のラベンダーちゃんが「事業の畑づくりを通して農業が得意だとわかって嬉しくて、高校の選択授業で農業を選んだ」こと、HOPEプログラム参加のベアトリスさんが「養鶏のひよこをふ化させる機械を買うために貯金を始めた」こと、これらはプログラムそれぞれの目的や報告書に記載するアウトカムや数値指標ではないかもしれません。

 

 

しかし、これらは確かにラベンダーちゃんやベアトリスさんの心境の変化であり、取り巻く環境の変化であり、現地パートナー団体スタッフも、私も、一緒に感心し、喜びます

 

小さな変化を喜んでいるうちに、数値にもそれらは現れます。

 

プログラム終了後、冒頭の「自分には将来なりたい職業に就ける可能性が、周りの子どもと同じぐらいあるいはそれ以上あると感じるか」に肯定できた子どもたちは、13.3%から74.4%へ大幅に増えていました。

 

 

進学率は同地域の平均42%を大きく上回り100%となりました。(地域の平均42%に対し、実際にはプログラム対象となった地域の中でも、脆弱な家庭層ではさらに低かったであろうことが予想されます。)

 

私にもできるんだ」と彼らが気付く、その小さな瞬間が積み重なって、PLASの目指す「取り残された子どもたちが前向きに生きられる社会」が少しずつ、けれど着々と現実味を帯びてきています。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

リターン

3,000+システム利用料


3千円|お気持ちコース

3千円|お気持ちコース

<返礼品が不要な方向け>
特別な返礼品がない代わりに、いただいたご支援をより多く活動へ充てさせていただきます。

●サンクスメール

●2025年度 年次報告書(PDF)

申込数
78
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年2月

10,000+システム利用料


1万円|ステッカーコース

1万円|ステッカーコース

●PLASロゴステッカー
PLASのロゴ「プラッシー」のロゴステッカーをお届けします。

=====
●サンクスメール

●2025年度 年次報告書(PDF)

●メールニュース
月2回の活動報告やイベント案内をメールでご連絡します。

申込数
9
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年2月

3,000+システム利用料


3千円|お気持ちコース

3千円|お気持ちコース

<返礼品が不要な方向け>
特別な返礼品がない代わりに、いただいたご支援をより多く活動へ充てさせていただきます。

●サンクスメール

●2025年度 年次報告書(PDF)

申込数
78
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年2月

10,000+システム利用料


1万円|ステッカーコース

1万円|ステッカーコース

●PLASロゴステッカー
PLASのロゴ「プラッシー」のロゴステッカーをお届けします。

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●サンクスメール

●2025年度 年次報告書(PDF)

●メールニュース
月2回の活動報告やイベント案内をメールでご連絡します。

申込数
9
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年2月
1 ~ 1/ 10


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