僕たちがPumpitである理由#7：「意志の芽」渡邊敦洋

 

こんにちは。Pumpitの渡邊敦洋です。

みんなからはあつひろと呼ばれています。

 

最近しみじみと思うのは「きのこっておいしい。」ということです。

風味がたまりませんね。

生まれ変わったらきのこになりたいです。　嘘です。
 
とまあ、こんな風に普段からふざけたことしか言ってませんが、たまに真面目なことも言います。

 

今回書くのも真面目なこと。

 

内容は「学校建設に対する思い」です。

 

 
みなさんは「カンボジアに学校を建てる」って聞いてどう思いますか。

 

もちろん「すごい」とか「立派だ」といった、聞いていて思わず頬が緩んでくるような意見をくださる方もいます。

 

でも多くの方が少なからず懐疑的な意見をもお持ちなのではないでしょうか。

 

「学校を建てることが本当に教育支援につながるの？」とか、

「日本にも問題がたくさんあるのになんでわざわざカンボジアなの？」とか、

「自己満足じゃね？」とか。

 

そうした意見は本当に的を得ているし、正直僕自身も、

「学校を建てることで社会問題を解決しよう」という気持ちが自分にあると断言することはできません。
 

でも、それでも一つだけ、この活動を通して、カンボジアの子供たちに届けられると、世界に示せると胸を張って言えることがあります。

 

それは

 

「やりたい、やろうと本気で思ったことから逃げなければ、それは必ず成し遂げられる」

 

ということ。

 

 
昨年の夏、カンボジアの子供たちに会ってきました。

彼らは本当にきらきらと輝いていました。

 

たぶん学校に行けなくったって彼らの輝きは失われません。

 

でも僕はふと思ったんです。

 

「大人になっても彼らはまだきらきらし続けているんだろうか。」と。

 

きっと生きていたらどこかのタイミングで自分の夢とかやりたいことに対して「あ、無理だ。」と思うタイミングが出てくるはずです。

 

そして、僕たちに比べて経済的に恵まれていない彼らはそう思う頻度もおそらく僕たちより多い。

 

でも案外、経済的制約って突破できることが多いです。

有名な企業の代表の方にも、若いころに辛酸を嘗めてきた人はたくさんいます。

 

その方達に共通しているのは「意志の強さ」と「意志を行動に変換する勇気」。
 
カンボジアの子供たちに対してだけじゃありません。

世界中のくすぶっている人たちに対しても、その2つがあれば、やりたいこと、でっかいことは結構成し遂げられちゃうってことを伝えたいんです。
 

カンボジアの子供たちに、そして世界に届けたいのは「教育」や「社会問題の解決」ではなくて、

 

「まだ社会に出てもいないひよっこのぺーぺーでも、本気の意志さえあれば、右も左もわからない異国の地に学校を建てることだってできる」

 

という「事実」なんです。
 

「学校1つ建てるだけで何が変わるんだ？」

 

　ごめんなさい。わかりません。

「救わなければならない人はもっとたくさんいるだろう」　

 

　おっしゃるとおりです。
 

それでも僕たちは「大学生がカンボジアに学校を建てる」という一見不可能なことを成し遂げたという事実を通して、

 

カンボジアの子供たちに「自分たちでもやりたいことをできる」という可能性を伝えることができます。

 

「本当に救わなければならない人を救うことはあなたにもできる」と世界に示すことができます。
 

それが僕がこの活動をする理由です。

 

 
最後まで読んでくださってありがとうございました。
世界中にある小さな「意志の芽」が大きくなって花を咲かせますように。
 

 

Pumpit 3rd  渡邊敦洋