危機にある東ティモールコーヒーを未来につながる産業にしたい
危機にある東ティモールコーヒーを未来につながる産業にしたい

支援総額

2,299,500

目標金額 2,000,000円

支援者
213人
募集終了日
2019年5月30日

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2019年03月29日 17:56

東ティモールにおける現在までのPWJの取り組み(コーヒー編)

緊急支援終了後、PWJは1年間の調査期間をおいて、2003年からコーヒー事業をスタートしました。

 

高品質コーヒーの生産を通したコーヒー生産者の収入向上

 

当時、コーヒー生産者の中に栽培•加工知識を持った人がおらず、コーヒーチェリー摘み取り後、そのまま中間買取業者に低価格で販売していました。

PWJはコーヒーの精製方法を生産者に指導し付加価値を高め、出来た豆を従来よりも高価格で買取、ティモール国外に販売を開始しました。


日本のコーヒー専門家を招聘し栽培と加工の指導の様子

 

コーヒーチェリーで売っているときは、望まない金額(買い叩き)を提示されても、腐ってしまうから仕方なく売っていたり、業者が買取に来ない年は、せっかく収穫したコーヒーを泣く泣く廃棄することもありましたが、生産者がパーチメントと呼ばれる生豆になる前段階まで加工することで、それまでよりも格段に保管期間が長くなり、買い手の言い値を飲む必要がなくなり、買い叩かれにくくなりました。

 

当初はPWJの提案に、仕事が多くなる、そんな金額でコーヒーが売れるはずがないと参加をためらう人が多く、10世帯のみでスタートとなりました。

しかし、参加した生産者の収入が実際にそれまでの2倍以上になったのを、参加をためらった多くの生産者も知ることになり、参加希望の人が年々増加していきました。

 

2003年当時、PWJ事務所にてコーヒー豆の選別ワークショップの様子


 

東ティモール国内外へのプロモーション強化と将来を担う人材の育成

 

2010年、PWJはコーヒーの販売により特化した子会社Cafe Brisa Serena(CBS)を東ティモールにて設立しました。

 

2013年から、それまでインドネシア産のインスタントコーヒーが主流だった東ティモール市場に、東ティモール産の焙煎コーヒーパックの販売を開始。首都ディリ市内のスーパーマーケットやホテル、レストラン。ディリ国際空港でも販売し、東ティモールを代表するお土産のひとつになりました。

 

東ティモール国内販売用パッケージ。東ティモールでの販売名は「Café Letefoho」。東ティモールの人が知っている地名であるレテフォホという言葉を商品名に入れることで、国産であることを意識してほしいという願いを込めました。

 

2014年、首都ディリにCBS直営のカフェをオープン。

東ティモール人を始め、海外から訪れる観光客や、東ティモール在住の外国人が訪れるレテフォホコーヒーの情報発信地として人気を博しています。

それまで東ティモールでは、コーヒーの仕事といえばコーヒー農家ぐらいしかなかった中、コーヒー農家の子供達に、これまでと違った形でコーヒーに携わる将来を提供できる場所にしたいという想いから、バリスタの育成だけでなく、店内で焙煎のデモンストレーションなどもしています。

 

首都ディリにオープンしたPWJ直営カフェLetefoho Specialty Coffee Roaster

 

2015年、ディリに品質管理をするカッピングラボの設置。適切な品質管理を行う東ティモール人の育成を開始しました。将来的に東ティモール人が自分たちの手で、自国の主要産業であるコーヒー事業を運営していくのに、自分たちで品質をチェックするのは必要不可欠で、海外からのコーヒーバイヤーとの対等な交渉、品質の面から生産者にフィードバックし品質向上を目指すのを目的としています。

 

カッピングラボで品質管理のトレーニングの様子

 

2016年、初めて開催された東ティモールコーヒーフェスティバルのコーヒー品評会にてレテフォホコーヒーが最優秀賞を受賞しました。続く2017年も最優秀賞を受賞し東ティモール国内での認知度が更に高まりました。

 

2019年現在、コーヒー生産者数405世帯、コーヒー生産量も事業当初の年間3トンから250トンに増加し、日本をはじめ、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、台湾などに輸出しています。

また、ヨーロッパやアメリカのコーヒー展示会に東ティモール人スタッフを派遣し、東ティモール人が自分たちのコーヒーの説明を世界中のお客様にすることが出来るようになってきました。

 

品質の向上、東ティモールナンバーワンコーヒーというブランディング、人材育成の成果が確実に形になり始め、手応えを掴みかけている一方で、今回のプロジェクトのテーマでもあるコーヒーの木の老齢化問題により、収穫量の大幅な減少が、私たちの活動だけでなく、国の未来を左右する喫緊の課題となっています。

 

リターン

3,000


[税制優遇あり]【東ティモールコーヒーの未来を応援コース】

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■感謝の気持ちを込めてサンクスメッセージをお送りします(PDF)

※複数口でのご支援も可能です。ご自由にご支援金額をご調整ください
※寄付控除が受けられる領収書発行コースは【東ティモールコーヒーの未来を応援コース】のみとなっています

申込数
38
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年6月

10,000


[税制優遇あり]【東ティモールコーヒーの未来を応援コース】

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■感謝の気持ちを込めてサンクスメッセージをお送りします(PDF)

※複数口でのご支援も可能です。ご自由にご支援金額をご調整ください
※寄付控除が受けられる領収書発行コースは【東ティモールコーヒーの未来を応援コース】のみとなっています

申込数
92
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年6月

3,000


[税制優遇あり]【東ティモールコーヒーの未来を応援コース】

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■感謝の気持ちを込めてサンクスメッセージをお送りします(PDF)

※複数口でのご支援も可能です。ご自由にご支援金額をご調整ください
※寄付控除が受けられる領収書発行コースは【東ティモールコーヒーの未来を応援コース】のみとなっています

申込数
38
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年6月

10,000


[税制優遇あり]【東ティモールコーヒーの未来を応援コース】

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■感謝の気持ちを込めてサンクスメッセージをお送りします(PDF)

※複数口でのご支援も可能です。ご自由にご支援金額をご調整ください
※寄付控除が受けられる領収書発行コースは【東ティモールコーヒーの未来を応援コース】のみとなっています

申込数
92
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年6月
1 ~ 1/ 16


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