【残り3日】「ウクライナに帰りたい」子どもたちの直面する課題

こんにちは。日々応援ありがとうございます。

皆様からいただく温かい応援コメントに支えられていることを日々感じています。

また、ウクライナから日本に避難されてきている方々への温かいサポート、まことにありがとうございます。

 

このプロジェクトのチャレンジ期間も残りわずか、最後に子どもたちを取り巻く課題について、現状のご報告をさせていただければと思います。

 

日本に来られているウクライナの方々の中には、当然お子さんもたくさんいます。

特に小学生・中学生の子どもたちは、毎日学校で会っていた友だちと離れ離れになり、寂しい思いをしている子も多くいます。

 

「一番年下の小学生3年生の男の子は、帰宅するとクローゼットに閉じこもってなかなか出てこない」

「一番上の長女はめっきり口数が減った、鬱っぽいようだけどそれを私には見せまいとしているみたい」

といった声をお母さんたちから聞いています。

 

戦禍で国を追われ、言葉も文化も違う日本での新生活。

大人でも時に耐え難いほどに困難な状況の中、多感な年頃の子どもたちがどれほど苦しんでいるかは想像に難くありません。

 

そこで今回は、子どもたちをピースウィンズ・ジャパンの保護犬プロジェクト「ピースワンコ・ジャパン」（広島県神石高原町）にご招待し、少し早めの夏休みをプレゼントさせていただきました。

 

 

ピースワンコが保護しているワンコたちと触れ合ったり、隣接するキャンプ場でバーベキューを楽しんだり。

高原の爽やかな風に吹かれて、ほんの束の間ではありますが癒やしのひとときになったことと思います。

 

 

 

 

固かった表情がだんだんと和らぎ、笑顔を見せたり、はしゃいで走り回ったりする子どもたちと、安心した微笑で見守るお母さんたち。

都会よりも、神石高原町のような田舎の方が、ワンコと一緒に住める家も探しやすいし、自然も豊かで子どもたちにも良いかも、という話に花が咲きました。

 

そんななか、ふと姿が見えなくなった子がいました。

あの子どうしたの？やっぱりあの子は都会の方が好きって言ってたから、田舎に住むのは嫌なのかな？とお母さんに聞くと、

「そうじゃないの。ただただ、ウクライナに帰りたいって言うの...」と。

 

物静かであまり多くを語らないその子については、会う度に、逆に表情が雄弁にその子の心のうちを表しているように感じてきました。

そしてその子は、ワンコを撫でたり抱いたりしているときが一番、穏やかな表情をしているように見えました。

その子にとっては、ワンコが一番の友だちであり家族なんだろうなと思います。

ペットと一緒に住める家探し、子どもたちの学校や友だち、お母さんたちの仕事探し。

子どもたちもお母さんたちも、生活が落ち着くまでにはまだまだたくさんのハードルを乗り越えていかなければなりません。

 

ピースウィンズ・ジャパンは、本プロジェクトのチャレンジ期間終了後も継続してサポートにあたりますので、ぜひ引き続き応援をよろしくお願い致します。

 

 

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