洛星ロボット研究部 世界大会出場応援プロジェクト
洛星ロボット研究部 世界大会出場応援プロジェクト

寄付総額

5,105,000

目標金額 5,000,000円

寄付者
259人
募集終了日
2025年7月21日

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2025年06月13日 12:00

世界大会に出場する生徒に意気込みを聞きました!

この度は、たくさんのご支援を頂きまして、誠にありがとうございます。

 

今回、実際に世界大会に出場するロボット研究部の生徒たちに、世界大会への意気込みや、ロボット研究部の現在などをインタビューしてきました。

 

 

インタビュー日:2025年6月6日(金)
参加者:
Fornaxチーム*(洛星高校1年Cクラス 岡本君、同Dクラス 德滿君)、ロボット研究部顧問 北澤先生

*チームメンバーのもう1名、西島君は今回欠席

インタビュアー:事務局 田邊


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↑  写真:インタビュー参加者(左から德滿君、岡本君)


田邊:
今日はよろしくお願いします。まず自己紹介をお願いします。

德滿君: ロボカップジュニアではマシンのハードウェア設計と、LiDARという距離センサーの制御を担当しています。

岡本君: 基盤の設計や回路設計を担当しています。

田邊:基盤の回路は一から自作しているんですか?

岡本君:そうですね。CADで描画しています。フォーマットはあると言えばありますが、今回のマシンについては全て自作しています。

田邊: こういった技術はどうやって学ぶのですか?

德滿君: ロボット研究部内で、「中1教育」という取り組みをしており、そこで基本的なロボット製作に必要なプログラミングの知識を中学3年生の先輩から教わります。その後、追加の知識はネットで調べたり試行錯誤したりしながら習得しています。

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↑  写真:基板の回路について説明してくれる岡本君

国内大会を勝ち抜いて

田邊: 今回、「ロボカップジュニア・ジャパンオープン2025」国内大会で優勝しましたが、感想はいかがですか?

德滿君:国内大会は、昨年3位になったマシンを改良していけば、いいところまでいけるんじゃないか?いう見込はありました。

今回は、機体がきちんと動く段階に早めに到達していたので、バグ取りに時間を使うことができ、だいぶ長い時間をかけ、”これなら確実に動くだろう”という状態に持って行くことが出来たと思います。

田邊:去年の反省を確り活かした成果が出たのですね。

德滿君:去年は、直前までコードが詰められておらず、直前でプログラムを修正したりしたので点数を落としました。今回はその反省がしっかり踏まえられたと思います。

田邊:素人で申し訳ないのですが、マシンの説明スライドを見ると、”マシンが坂を上る時に、車輪の回転数から水平移動距離を割り出そうとすると実際の移動距離と少しずれるので、坂の角度を計算して修正する”、みたいなことが書いてあり、そこまでやるのかと、とてもびっくりしました。

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↑  写真:世界大会用のマシンの車体の一部

世界大会に向けて

田邊: 世界大会(ブラジル開催)に向けて、今の心境は?

岡本君: まだ実感が沸かないです(笑)。

德滿君: ドイツのチームが今年も強そうなのですが、我々も同じレベルで戦えそうな感覚を持っています。ハードウェアを完璧に仕上げたうえで、ソフトウェアのバグ取りが勝負のカギになると思います。

田邊: バグってどうやって見つけるんでしょう?

德滿君: ここまでは動く、ここまでは動く、ここから動かない、というのを順番に試していきます。そうすると、動かなくなった瞬間がわかるはずなので、そこにエラーがあるというので見つけていきます。ハードウェアの通信が不安定だと見つけにくいですが、そこは岡本君が精密に基盤を作ってくれています。

マシンのこだわり

田邊: マシンで特に工夫した点はありますか?

德滿君:今回、距離を感知するセンサーを改良しました。他の多くのチームは、全面だけ測れるTOFセンサーという装置を搭載しているのですが、このマシンは、LiDARという、TOFセンサーがぐるぐる回って、全方向の距離を測れる装置を搭載しています。

田邊:話だけ聞くと、こちらの方がよさそうですが、難しいポイントもあるんですか?

德滿君:TOFセンサーは、0.01秒程度の時間で距離が測れるのですが、LiDARは1週回るのに0.1秒くらいかかる。マシンはその間にも進んでいるので、実際の距離とズレが生じたりします。それが難しいポイントで、補正をしたりします。

ロボット研究部の開発について

田邊: 洛星では伝統的に「Rescue Maze」という競技に取り組んでいるんですか?

北澤先生: 以前は他の競技にも取り組んでいましたが、生徒が「Rescue Maze」用コートを作り、それがきっかけで「Rescue Maze」の開発が盛んになりました。

德滿君:ロボカップジュニアというのは、教育システムとしての役割が結構強くて。コミュニティ内でのやり取りが活発。他の人からのアドバイスが非常に得られやすいコミュニティで、これがとてもいいと思っています。外部のチームともやり取りが出来ます。技術をオープンにする姿勢があります。

田邊:とても良いコミュニティですね。技術が模倣されたりしないのですか?

德滿君:その年度は模倣されることは無いので。次年度以降は、他のチームの技術も、自分のマシンに取りいていくみたいな、切磋琢磨する環境が出来ています。同時に、自分の技術力もどんどん上がっていくので、日本の将来のためにもなると思っています。

田邊:皆さんの技術が他の日本国内の人にもちゃんと伝わっていくんですね。

部の強みは自作技術

田邊: 部屋に色々な工作機械がありますね。

德滿君: CNC、3Dプリンター、レーザーカッターがあります。

田邊:やはり工作も自分でするっていうのがすごいですよね。プログラミングだけではなくて。

德滿君:1から全部自作しているというのは、ロボ研の強みだと思います。車体は、金属板を買ってきて、それをを削って、一から作っています。

北澤先生: ソフトだけでなくハードにも強いのが我々の売りです。

田邊:情報の話だけではなくて、工学というか。物理的なところまできちんと押さえているのはすごいと思います。

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↑  写真:部室内の3Dプリンター

今後ロボット研究部でやりたいこと

田邊: 今後ロボット研究部でやりたいことを聞かせてください。

岡本君: 来年は「Rescue Line」競技に挑戦したいです。この競技は、ロボットが線をたどりながら、被災者に見立てたボールを画像で検出して、実際にアームでつかんで所定の場所に運ぶ競技です。68期がとても強かったのですが、全国大会前に動作不良で敗退した経験もあります。

德滿君:まずは9月に控えている文化祭に向けて、手広く取り組んでいます。その一つがNHKの「魔改造の夜」に似た企画ができないかなと。各学年ごとに色々なテーマで、既存の商品を改造して、競争できたらいいなと思っています。

あとは、文化祭では毎年音声ガイドをつけており、機械を借りているのですが、今年はmp3プレイヤーを自作できないかな?と考えています。

田邊:毎年文化祭の取り組みは面白くて、また今年も楽しみな文化祭になりそうですね!

德滿君:あとは、これから入ってくる自分より下の学年の生徒が活動を続けられるように、色々なサポートをしつつ、工作機械の使い方などを後世に残していきたいと思っています。

将来への展望

田邊: 将来やりたいことを聞かせてください。

德滿君: ロボットかどうかはわからないのですが、こういう技術的な活動は続けていけたらいいなと思います。面白いのか、役に立つのか、どういうロボットがいいかはわからないのですが、将来も作り続けられたらいいなと思います。人の役に立つようなロボットだったり、それこそレスキューメイズみたいな人命救助ロボットも作ることになるかもしれないですね。

岡本君: まだ難しいですが…ロボットに関する仕事ですかね。

田邊: 技術力があれば将来の選択肢も広がりますよね。とはいえ、ロボットではない仕事でも当然いいですし。これから色々世界を見てもらう中で、その内に自分のやりたいことが見つかると思います。

北澤先生: この業界ってどんどん変わっていくので。3年後どうしているのかなんて、分からないというのもあるかもしれません。

支援者へのメッセージ

田邊:最後に、クラウドファンディングについて、今なんと204人の方から、385万円以上の寄付を頂いています(当時)。支援して下さっている方に一言お願いします。

ご支援くださっているOBの方も色々な方がいらっしゃり、エンジニアで一線で活躍している人や、”自分はロボットとは無縁だけど後輩を応援したい!”という人や、はたまた世界大会の会場 ブラジルのサルバドールで10年以上住んでいましたという方もいらっしゃいました。

德滿君:たくさんの応援コメント、本当に全部読ませて頂いています。とても暖かい思いを受けて頑張ろうと、すごい力になっています。ありがとうございます。

ロボット研究部の取組みは、洛星だからこそ出来ていると思います。洛星の良さであり、めちゃくちゃ洛星な部活。この世界大会出場ということを通して、洛星の良さをもっと広めていけたらなと思います。

岡本君:まず、ご支援本当にありがとうございます。コメントは、やっぱりすごい力になります。ロボ研というか、洛星自体が割と自由な雰囲気の学校で、その中でロボ研として自由に活動させてもらっていると思っています。そこは洛星のいい所だと思うので、世界大会出場とか、今後のロボ研の活動を通じて、もっといろいろな人に知ってもらいたいなと思います。

 

以上

 

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