男木島を未来へ繋ぐ|古い郵便局舎を生かし、人や文化が往き交う宿へ

支援総額

3,635,000

目標金額 2,000,000円

支援者
231人
募集終了日
2022年11月14日

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2022年11月11日 16:38

残り3日!|叶わなかった夢と崎中邸の屋根裏部屋|額賀順子より

小さい頃に叶わなかった夢がいくつかあります。天体望遠鏡、秘密基地、そして屋根裏部屋。

実はこの鍬と本には素敵な屋根裏部屋があります。厳密に言うと屋根裏部屋と小さな2階の部屋の中間ぐらいな感じでしょうか。

このお部屋は、最初、このお家を購入した時には階段が外されていて、仕舞われていた階段をつけて登ってみるとめちゃくちゃ素敵な空間があって、一目惚れをしたのでした。

 

つい熱く、先に好きなことの話を始めてしまいました。
こんにちは。福井大和の妻であり、プロジェクトメンバーでもある額賀です。今日はどうしても応援くださっている皆さまに直接お伝えしたいという気持ちが高まって、この新着情報の場所を借りています。

 

さて、叶わなかった夢の続きですが、屋根裏部屋ともう一つ。これは少し大人になってからなのですが「書斎」です。これは大人の浪漫ではないでしょうか?

この鍬と本の2階は、屋根裏部屋で書斎にもぴったりなのです。

 

改修前の写真をお見せしますね。

 

改修工事に入る前の屋根裏部屋 Photo by. Marime Nakagawa

 

これで改修前なのですよ。このポテンシャル!

そして、大和さんが一つ前の新着でも少し触れていますが、ここに天窓がつきます。叶わなかったもの全部詰め込んだみたいな部屋です。(ちなみにもう一つの夢だった壁一面の本棚は男木島図書館で叶えることができました)

 

鍬と本の崎中邸は伝えきれていないのですが、とても広いお家です。

「鍬と本」全体図

 

コワーキングのみの利用者の方は宿エリアには入れませんが、宿の利用者さんはコワーキングエリアに自由に入れるようにして、夜も使っていただけるように考えています。

 

工事中の屋根裏部屋の写真をプロジェクトメンバーのカワニシさんが送ってくださったのでこちらでもお裾分け。

工事中屋根裏部屋。天窓が嬉しすぎます。 Photo by. Noriyuki Kawanishi

 

 

好きなものの話を前のめりで書いてしまいましたが、少しこのプロジェクトの話も。

 

私と夫が男木島に引っ越してきたのは2014年。2011年に男木の小中学校が子どもが0人になって休校して、再開校の活動をしてどうにか男木の小中学校が再開することになって、子どもと共に引っ越してくることができました。

今、男木島は新しく引っ越してくる人が増えて、保育園も再開して、島の中に子どももいます。

男木に引っ越してくる若い人たちは良い人ばかりで、カフェをしたり、もともと持っていた仕事をリモートワークでしたり、美容師さん、漁師さん、学校で働いたり保育園で働いたり、いろんな根の張り方をしている人たちがいます。

 

それぞれがこの男木島で自分の役割をつくったり見つけたりして、今となっては元から住んでいたとか引っ越して来たとか関係なく、役に立ちあっています。

豊かだなと思うのは、楽しみながら、また新しいコミュニティがそこから生まれていっていることです。大きな輪が一個のみではなく、大きな輪がありながら、そこに重なったりはみ出たりしつつ小さな輪が生まれていっています。

 

でも止められない現実はあって、2014年、私たちが移住してきた時には約180人だった人口は今約150人まで減っています。

私は、写真をずっと撮っているのですが、見返した時に亡くなった方の写真がとても増えました。自然の摂理なので仕方がないことなのだけど、慣れることはない、とも思います。

 

なので、なんだか私の中にはずっとずっと危機感があるのです。この島が消えるかもしれない、という危機感。ものすごくぎりぎりのところに立ってるのではないかと思う気持ち。

とはいえ、「◯◯のため」って言うのは苦手なのです。「◯◯のため」って「◯◯のせい」に簡単に裏返ると思うから。だから島のためとかじゃなくて、自分たちのやりたいことをやって、それが誰かの役に立ったり、助けになったらそれが良い。

今回この崎中邸を「残したい」と思ったのは、自分の想いです。ここがなくなるのは嫌だという気持ち。

 

この場所が、島が、繋がっていったら良いと思うのです。そのために皆さんの力を貸してほしい。そしてできれば、力を貸してくれる皆さんも楽しかったら良い。

だから夫が発案した宿はいいなと思っています。

 

夫の大和さんの話も少しさせてください。いきなり褒めますが、大和さんがプロジェクトに関わると、何故かプロジェクトがすごく良くなります。「良く」が何かはその時によるのですが、誰も気づかないような何かに気がついて、それをちゃんと動かすみたいなところがあります。

 

汗だく大和さん。 Photo by. Shinichi Matsumoto (トナカイさん)

 

例えば、毎日歩いてる道で何故かみんながそこでは転びやすいと思ってたら、実は見えにくいけど色が変わってる段差があって、大和さんはそれに気がついて「ここの色変えたら良いやん」とか最終的には「ここの段差はなくそう」と言って実際に行動する。そうすることによってみんな転ばなくなって、転ばなくなったから怪我する人も少なくなって、なんならそこでは週末にマルシェも行われるようになった、みたいな。

非常に喩えがわかりにくいかもしれないのですが、そんな力があるなあと思うのです。

 

今、島に宿を作るというのは、私から見ると、何か良くなっていく道の途中みたいに感じています。
支えてくれるプロジェクトメンバーや島の人たちがいるのもとても心強くて良くならないわけがない、とも思います。

なので、この「鍬と本」プロジェクトを応援してくださってる皆さん、どうぞ楽しんで、関わって、この島の未来を一緒に見てください。

支援の時に送ってくださるコメントはお手紙みたいだし、支援は遊びに行くよの約束みたいです。本当にありがとうございます。

 

「鍬と本」という名前は、晴耕雨読からつけました。

茨木のり子さんの「六月」という詩が大好きなのですが、「どこかに美しい村はないか」という問いかけから始まるその詩にいつも男木島のようだなあと思うのです。晴れの日には耕して雨の日には本を読んで、自然に逆らわずそのタイミングで働いたり楽しんだり学んだりする。そして美しい人の力がある。

 

長くなりましたが、どうぞ、この島に関わってください。ささやかな楽しみの時間を一緒に過ごせたら嬉しいです。海に跳ねる陽の光、すれ違う人と交わす挨拶、まんまるな夕陽、美味しいご飯。

そんな約束みたいな応援を、どうぞよろしくお願いします。

 

プロジェクトメンバーと。 Photo by. Shinichi Matsumoto (トナカイさん)

 

リターン

3,000+システム利用料


【全力応援】3000円コース

【全力応援】3000円コース

・お礼のメール

申込数
37
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年3月

8,000+システム利用料


【READYFOR限定】オープン記念限定手ぬぐい(現地お渡し)

【READYFOR限定】オープン記念限定手ぬぐい(現地お渡し)

・お礼のメール
・プレート(木札)にお名前掲載<希望制>
・オープン記念限定手ぬぐい(RF限定)
※現地での受け取り(2023年3月〜2024年3月)
※交通費は自己負担
※何らかの事情につき期間内のお受け取りが難しい場合は、有効期限を別途調整させていただきます。

申込数
38
在庫数
212
発送完了予定月
2023年3月

3,000+システム利用料


【全力応援】3000円コース

【全力応援】3000円コース

・お礼のメール

申込数
37
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年3月

8,000+システム利用料


【READYFOR限定】オープン記念限定手ぬぐい(現地お渡し)

【READYFOR限定】オープン記念限定手ぬぐい(現地お渡し)

・お礼のメール
・プレート(木札)にお名前掲載<希望制>
・オープン記念限定手ぬぐい(RF限定)
※現地での受け取り(2023年3月〜2024年3月)
※交通費は自己負担
※何らかの事情につき期間内のお受け取りが難しい場合は、有効期限を別途調整させていただきます。

申込数
38
在庫数
212
発送完了予定月
2023年3月
1 ~ 1/ 18


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