診療所に安全な水を－ハフィール改修プロジェクト完了報告会開催

皆さま、大変ご無沙汰しております。

 

スーダンの村落部における診療所建設へのご支援をいただき誠にありがとうございました。おかげさまで無事に3棟の建設が完成し、稼働をしております。

 

しかし、当団体のウェブサイトや発行物ではお知らせしてまいりましたが、建設した3棟のうち、一番最後に完成したワッド・シュウェイン村の診療所は、水の問題を抱えていました。

 

この度、この水の課題を解決するために取り組んできたハフィールプロジェクトが完了いたしましたので、報告会を開催します。診療所の建設に関わってくださった皆さまにもぜひご参加いただければと思い、ご案内です。

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日程：2022/8/2(火)

時間：19:30開始 / 21:00終了

場所：オンライン(ウェブ会議ツールzoomを使用予定)

参加費：無料

必要なもの：PCまたはスマホ（資料や映像等を画面に共有しますので、PCがおすすめです）

 

▼詳細・お申込はこちら

https://www.rocinantes.org/news/event/?no=137

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【唯一の水源、ハフィール】

水が貴重なスーダンにおいて、水を確保する手段は地域によって異なります。ナイル川の水や地下水を井戸のような形で利用できる場合はよいのですが、そのどちらも利用できない地域では、雨季に貯めた雨水を利用するハフィール（雨水貯水池）が大切な水源となっています。
 

しかし、ロシナンテスが診療所を建設したワッド・シュウェイン村の近くのハフィールは、フェンスや水を浄化するシステムがなく、動物の侵入を防ぐフェンスもないために、排泄物などで汚染された水を利用するしかありませんでした。また、貯められる水量も十分でなかったことから、乾季になると干上がってしまう状態にありました。

▼実際のハフィールの様子

 

【井戸を掘削すべく調査したものの…】
診療所で安全な水を利用できるようにすべく、井戸の掘削をするための調査を行った結果、この地域には利用できる地下水がないことが判明しました。

川の水を引いてくることが可能かなど、様々な面から水の確保を検討しましたが、いずれも難しいことが分かりました。

 

そこでロシナンテスは、現在使われているハフィールを改修し、きれいな水を必要な量確保できる状態に改修することを決定しました。

 

【ハフィール改修プロジェクト】

実施した改修内容は以下の通りです。

・既存のハフィールの横に新しく深いハフィールを追加し連結することで、乾季の間不足しない十分な水量を貯められる状態にする

・家畜が侵入して水を汚染しないよう、フェンスや家畜用の水飲み場を設置する

・浄水システムや、水をくみ上げるための動力であるソーラーパネルを設置する

 

▼完成したハフィールの様子はこちら

報告会では、こうした改修の内容や、完成したハフィールの様子などを詳しくお伝えします。ぜひご参加ください！