手話通訳の声（斉藤純さん）

 

連日のご協力・ご支援、ありがとうございます！

いよいよ残り２週間を切りました。

 

現在、8月31日時点で319人の方からご支援をいただき、111％の3,332,000円を突破いたしました。

ネクストゴールに向けてもたくさんのご協力・ご支援誠にありがとうございます！

 

今回は活動報告として、当学習塾のスタッフであり、手話通訳の斉藤純さんからいただいたコメントをご紹介します。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

 

私は2010年から学習塾に携わっています。当初は手話ができなかったため、聴者講師として情報保障付きクラスを担当していました。その後手話を学び、現在はスタッフとして運営をサポート、また手話通訳も担当しています。講師として、スタッフとして、通訳者として、たくさんの生徒さんを見てきました。

 

コロナ禍以前は対面での講義でしたが、現在はオンライン中心にシフトしています。対面で直接集まれない寂しさやコミュニケーションの難しさを感じる一方で、全国から参加できるようになったことは大きな利点です。

 

現在文字による情報保障が増えていることは非常に良い傾向です。しかし、母語である手話で学ぶことは、よりスムーズな理解のために重要です。また言語はアイデンティティ形成に大きな役割を果たすため、手話での学びがそのアイデンティティを支える基盤となると考えています。

 

もちろん、ろう者の当事者講師から学ぶことが最も望ましいですが、多様なニーズに対応できるよう、幅広いサポートが求められていると考えます。また手話通訳を通じて、聴者の講師にも手話やろう文化について理解してもらう機会を提供することは非常に重要だと感じています。大袈裟かもしれませんが、このような小さな積み重ねが社会を変えるきっかけになればと願っています。

 

対面授業とオンライン授業のそれぞれの良さを活かし、最善の学びの場をみんなで作り上げていく一助となれれば幸いです。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

 

講師だけでなく、当学習塾では手話通訳、パソコンテイカーも

チームとなって学びの場を提供しております。

 

手話通訳付きのクラスがあることで、

手話で学ぶ生徒さんはろう当事者の講師からも聴者講師からも学ぶことができます。

生徒さんからはもちろん、通訳者から聴者の講師が学ぶことはとても多いです。

 

手話通訳は決まった数名の方にお願いしており、

学期ごとのアンケートでも「通訳がわかりやすかった」という声をよくいただきます。

情報保障を担う手話通訳・パソコンテイカーも当学習塾の大事なメンバーです。

 

これからも多様なニーズに合った学びの場をみんなで作り上げ、提供し続けたいです。

引き続きご協力・ご支援をいただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。