# 宇宙で機械学習！技術の最先端 x 最先端！！【あと6日】

# 宇宙で機械学習！技術の最先端 x 最先端！！

これから大きく成長していくであろう宇宙産業！
そしてもう１つの最新技術、機械学習！！
この２つのコラボの可能性は無限大！！！
それを、サラリーマンが成し遂げたのです！！！

というわけで、
運用中の衛星で、機械学習を動かしてみました。

 

こんにちは、超小型人工衛星RSP-01"Selfie-sh"サブミッション「機械学習」担当の空久保です。いつも応援ありがとうございます。

本日カウントダウン【6】日目は、先日成功したばかりの「# 宇宙で機械学習」についてお話ししようと思います。

RSP-01 は自撮り衛星としてミッション遂行中で、
日々撮影した画像をダウンリンク（衛星からのデータを、地上で受け取ること）しています。

こんな画像が撮影されていることを想定しています。

衛星は常に動いているので、ダウンリンクできる時間は短く、
送受信できるデータ量も少ないため、
撮影した画像のサムネイルを地上で復元するのも一苦労です。
（詳細はこちら「☆フルHD画像ダウンリンクの見積り」）

そのため、衛星側で撮影した画像の良し悪しを判断し、
できるだけ無駄なく良い画像を取得するために、機械学習を用いました。
撮影した画像に対し、good / bad の分類を行い、
サムネイルを取得する前に良し悪しを判断してしまおうという試みです。

ドキドキしながら機械学習のコマンドを実行・・・。

動いた！！！
そして処理も正常に終了した！！！！

Oh...ﾅﾆｶ,ｳﾏｸｲｯﾃｲﾅｲ...

機械学習自体はうまく動いてるように見えます。
ただ、good と判定された画像一覧を取得しようとすると、
bad の一覧が返ってきているようです・・・。
な、なぜ・・・評価項目は全てパスしたはずなのに・・・く、悔しい・・・。

しかし、ここからが運用の真骨頂。
bad の一覧が返ってきているのであれば、
一覧にないものが good と判定されたと判断することができるのでは！？
運用バンザイ！！！！

はい、ヘタコイてすみませんでした。

ダウンリンクしたサムネイル画像と比較したところ、
真っ暗な画像は bad、背景に地球が写っている画像は good と判定されているようです。
画像にノイズやブレが含まれている場合、bad になるよう学習させていますが、サムネイル画像からでは判断できません。
今後は、ダウンリンクする画像の解像度を上げ、ノイズやブレの含まれる画像が、正しく bad と判定されているかという観点で、機械学習が上手く動いているかを判断していきたいと思っています。

運用チームの皆さん、お手数をおかけしますが、よろしくお願いします。

 

そしてクラウドファンディングもあと6日。

宇宙でのミッションを成功させるために、安定した衛星運用環境を整えたい。

皆様の力が必要です。

なにとぞ暖かなご支援をお願いいたします。