現在挑戦中のクラウドファンディングのご報告　第一目標額達成しました！！

 

昨年初めて挑戦しましたクラウドファンディング、そして現在挑戦中のクラウドファンディング「こぼれ落ちていく命を1つでも多く救う。動物病院の設備を拡充」へもご支援してくださいました皆様、 

 

たくさんの方からの想いをいただき、3月16日に第一目標額の600万円を達成することができました。ありがとうございました。

愛護目線で命に寄り添う病院を作りたいと思ったのは7年くらい前からでした。その時は漠然と思い描いていただけでしたが、自分のやったTNR現場で術後猫が亡くなったのが大きなきっかけになりました。

 

安価に頭数を避妊去勢手術するためには、術前検査もせず、安価な麻酔をかけるだけで手術が行われています。

 

そのリスクがどういうことなのか、自分の捕まえた猫を死なせてしまうことで知りました。

殺すために避妊手術をしたわけではないけれど、手術をしなければその子は死ぬことはなかった、その悔いが心に刺さったままです。

 

TNR（飼い主のいない猫を捕獲し、不妊手術をし、元いた場所に戻す）は愛護でなく、ただの繁殖制限措置です。でも不幸な命を生ませないためには必要です。

 

だから人間と猫が共生していくための繁殖制限に愛護目線をプラスした避妊去勢手術専門病院を作るために前回のクラウドファンディングに挑戦しました。

 

たくさんの方のお力添えで達成することができ、昨年10月にスタートすることができましたが、獣医師の都合もあり、病院を利用したい方に寄り添った対応がなかなかできない状況にいました。

 

病院に連れてきてもらえないような子を救うために幼い頃から獣医師を志したという獣医師との出会いがあり、避妊去勢手術だけではなく診察、治療もできる動物愛護病院として4月から再始動することが決まりました。

 

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第一目標金額はゴールではなくスタートです。やっと歩き出せる1歩目です。2歩目の第二目標では、TNRバスの購入を目指しています。

 

彩の猫では、毎年何件も多頭飼育崩壊現場に介入しています。避妊手術をしなかったらあっという間に50頭、80頭と増え、悪臭で役所に苦情が入り事が露見するパターンが殆どです。

 

そこまで増えてしまってからでは、動物愛護団体も保護しきれなくなり、保護出来なければ殺処分なってしまう事もあります。

 

まずは避妊去勢手術をし繁殖を止めなければなりませんが、こちらから現場に行き手術を行うことができれば、たくさんの労力や金銭を使わず、猫へのストレスも最小限に抑える事ができます。

 

多頭飼育崩壊を起こしている現場は、病院に連れていくことができない高齢者や経済困窮者が多いのが現状です。

 

猫を病院に連れてくるのが大変な場合でも、こちらから赴きTNRバスの車内の中で手術を行うことができれば、どこの現場へも行け、多頭飼育や乱繁殖を防ぐことができます。

 

「不幸に生きる命を守ること。」
「不幸な命を生ませないこと。」

 

この2つが同時でなければ、不幸な命はなくなりません。動物病院はたくさんあります。でも動物愛護に特化した病院は余りありません。ないから作りたいのです。

 

そんな病院が全国に当たり前に存在すれば、誰もが救いの手を差し伸べられる命に優しい時代になります。不幸な命ゼロは夢でなく、叶えられる目標です。

 

この2つの目標に向かって歩めるよう、ラストゴール達成まで引き続きのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。共に「不幸な命ゼロ」を目指していただけたら幸いです。 

 

2024年3月19日
一般社団法人彩の猫
代表理事　堀口みゆき