仕込蔵修復プロジェクト達成しました！

仕込蔵修復プロジェクト達成しました！

 

こんにちは！

高田酒造（株）代表取締役の高田です

 

私達のクラウドファンディング「高田酒造仕込蔵を修復保存したい！」は

皆様の暖かいご支援によって達成することが出来ました！

 

ご支援いただいた皆様、誠にありがとうございました！

 

現在、第1期の仕込蔵修復工事は無事に完了しまして、

後は10月からの酒造りへ向けて

圧搾機の復旧やタンクの移動、

麹室内の壁の貼り替えなどが残っているぐらいです

 

こちらは第1期修復工事の完了した仕込蔵内の様子です

 

仕込蔵は主屋同様に「鳥取県指定保護文化財」に指定されているため

修復工事は”使ってある素材と同じものを使い、元の形に修復”します

 

その為、仕込蔵建築後に付け加えられた

2階のいくつかの板の壁は取り外され

奥まで突き抜けた空間となりました

（元々あった形に修復されています）

奥まで突き抜けた2階空間

 

 

以前はタンクが設置してあり、

2階から仕込みが出来るようになっていた場所も

タンクがなくなり、2階には落下防止の柵が設けられ

1階からは吹き抜けとなって開放感があります

 

吹き抜けとなった2階部分

 

 

本町通りから仕込蔵への入り口エリアも修復が完了しています

元々あったタンクなどが無くなって広い空間となっているのと、

このエリアは酒造りには使わないので

これからはイベントスペースとして活用していく予定です

 

今後イベントスペースとして活用予定のエリア

 

 

修復作業をするため、一時的に移動させた

酒造りに使うタンクや圧搾機（通称ヤブタ）は

麹室前に設置して、

これからは酒造りが一箇所でコンパクトに出来るようになりました

これも大変ありがたいです

 

麹室前に設置した圧搾機と、これから移動予定の仕込みタンク

 

 

柱が折れ、土台が腐食によってなくなり、

さらに梁も折れていた試験室前の”舟場”エリアも

柱と土台がキレイに修復され、折れていた梁も

まるで元通りかのように修復されました

 

また、”筋交い”と呼ばれる補強も入れられ、

湿気がこもらないよう、これまで板をはっていた壁も

板をはらず、通気の良い状態で仕上げてあります

 

キレイに修復された試験室前”舟場”エリア

 

このように第1期修復工事の完了した仕込蔵ですが、

第1期は腐食した柱と土台、ダメージを負った梁の修復のみとなっていて

土壁などの修復は第2期以降となっているため

壁には応急的にシートを張っています

 

これから第2期、第3期で土壁と屋根を修復する計画となっています

 

 

今回の高田酒造仕込蔵「100年に一度の大修復」第1期は皆様のご支援により

無事に完了することが出来ました！

ご支援いただきました皆様、誠にありがとうございました！

 

仕込蔵の修復工事はまだ続きますが、

これからも高田酒造のご支援、ご愛顧の程、

何卒よろしくお願いいたします

 

高田酒造株式会社

代表取締役　高田昌樹