土台も修復します！

土台も修復します！

 

こんにちは！

高田酒造（株）代表取締役の高田です

 

腐食してダメージを負った柱の修復と同時に、

その柱が立つ土台も修復していきます

 

土台は柱の下で横に伸びているものです

 

土台も長い年月の間に

水やシロアリの影響で腐食してしまい、

場所によっては無くなってしまっています

 

こちらはダメージの少ない通常の土台です

 

健全な状態の土台

 

 

こちらは今回、修復が必要な土台です

 

腐食などによって無くなってしまった土台

 

 

本来は柱の下にあるべき土台が

腐食などによって無くなってしまっています

 

土台が無くなるとその分、柱が下がる為

建物も斜めに下がってきます

 

 

今回の第1期仕込蔵修復工事では

柱と土台を修復して、

斜めに下がっている建物を水平で健全な状態に戻すことを目的としています

 

 

土台の修復は、柱の修復と同時に行います

 

まずは下がっている建物をジャッキで持ち上げて

柱を「根継ぎ」という修復方法で直し、

その下に新しい土台を入れて柱と繋ぎます

 

 

こちらは土台が無くなって大きく下がった階段下のエリアです

 

土台がなくなり大きく下がった柱

 

 

柱と柱の間で横に繋がっている木材が

斜めになっている状態などを見ても

大きく下がっているのが分かります

 

 

柱の修復が必要な下部分は切り落としてジャッキを設置し、

まずは建物を持ち上げます

 

柱の下へジャッキを設置して持ち上げます

 

 

建物が持ち上がったら柱を修復し、

その下へ新しい土台を入れて、柱と繋いでいきます

 

修復中の柱と土台

 

 

このようにして少しずつ建物を持ち上げていき、

柱と土台を修復しながら進んでいきます

 

土台の修復まで完了したエリア

 

土台が無くなって大きく下がっていた階段下エリアも

修復が完了して、

建物も水平になり健全な状態に戻りました

 

次回は修復が必要な梁の修復状況を報告します！

 

高田酒造（株）高田昌樹