不動明王の獅子の最新画像を公開します

不動明王をモチーフにした獅子の最新の画像です。
彩色が進み、どんどん完成度が増しております。

さすが彫刻家大森暁生と彩色の日本画家塩崎顕という
現代日本のアート界を牽引するふたつの魂が火花を散らしたお仕事。
私も舌を巻くとともに、本当にこういう生き物がいるのでは？
と思わされます。彩色作業の裏側はこちらの動画をご覧ください。

ここに至るまで、構想段階から数えると約10年がかりのお仕事です。
拙僧は、この10年間、つまり40代のほぼすべてをこれだけに注ぎましたが、

悔いはありません。それだけのものが出来あがりつつありますし、

私の一生よりも、はるかに重い価値のあるお仕事を、

仏様とお大師様より託されたつもりで取り組んでおります。

類稀なるアーティスト二人と彼らが率いる工房の制作チームの手によって、

今回の仏像はこの先、どこまで素晴らしいものになるか私にも想像がつきません。

みなさん、完成をお楽しみに。