酒粕の効能について

 

商品から出てくる産業廃棄物の酒粕。
しかし、酒粕には、たくさんの魅力があります。

 

■タンパク質は牛肉80g分

酒粕100gのなかには、タンパク質が約15g含まれてますが、これは納豆100g、牛肉80g分に相当します。酒粕100gには1日に必要な量のタンパク質が約1/5含まれているのです。これは白米なら1kg必要とする計算です。
 

■ビタミンB1はリンゴ3つ分

酒粕のなかには麹菌、酵母菌が生産したたくさんのビタミンが含まれてます。なんとビタミンB1はリンゴ3つ分、ビタミンB2は牛乳約173gに相当する量が酒粕にはあります。ビタミンB1は「精神的ビタミン」とも呼ばれており、酒粕は心を落ち着かせるのにも役立ち、B2は目の疲れを癒すと言われてます。
 

■頭痛に効く栄養素も

酒粕100gの中にはビタミンB群に入るニコチン酸が多く含まれてます。ニコチン酸は頭痛、凍傷などに良いとされています。

 

 

他にもたんぱく質やビタミン類を多く含んでいる酒粕には
数多くの健康効果が見込まれています。

 

■現代病予防

酒粕の持つ効能で大きいのが、糖尿病やガン、高血圧、肥満、骨粗しょう症などといった現代病と呼ばれる疾患の予防効果です。酒粕はビタミンなどの各種栄養素が非常に豊富なのです。
 

■消化器官を助ける

酒粕には微生物たちが産んだ100種類以上の酵素が含まれています。これら酵素には消化器官の働きを助ける効果があり、更には酒粕に含まれる成分が、腸内の余分な脂肪や残留する油を吸着して、そのまま便と一緒に出してくれる働きもあります。体内環境を整える中心的な役割を担っている腸の働きを助けてくれるのが酒粕の効能なのです。
 

■美肌・美容効果

酒粕の持つ効能の中で最も注目を浴びているのがこの美肌・美容効果です。腸と肌には密接な関係があり、腸内環境が整うことによって肌質の改善が見込まれます。更に、酒粕にはシミの原因になるメラニン色素の素の活性化を抑える働きもあり、シミ予防にも効果的なのです。

 

ご説明させて頂いた通り、酒粕は飲む点滴といわれるほど栄養価の高い食品と言われており、がん抑制、肥満予防、糖尿病予防などにも期待されています。

 

酒粕は独特のにおいや保存が難しいなどの理由であまり活用されてきませんでした。そこで今回株式会社エル・エスコーポレーションと協力し、酒粕を粉末加工にする事で扱いや保存が可能になり美容成分を生かしたコスメ用品の開発を開始したのです。